多様性は喜ばれる

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2005年12月3日土曜日

この年のミランは前年にスクデットを取っており、
CLでも無類の強さを見せつけていた。
所謂、全盛期である。

前年に獲得したカカが頭角を現し、
ルイコスタを徐々にベンチへと追いやっていた。

DFには
スタム、ネスタ、マルディーニ、カラーゼ、コスタクルタ、シミッチと
歴代ベストの一つに挙げる人も多い守備陣。
FWにも
ジラルディーノ、シェフチェンコ、インザーギ、ビエリと
名前を聞いただけでも選手層の厚さが思い浮かぶ。
中盤には
セードルフ、ピルロ、ガットゥーゾ。
文句のつけようのない美しい中盤。

この日の試合にインザーギはシェフチェンコと代わり69分から途中出場している。
その時点でスコアは1対1。
しかし、82分にチリボッキに決勝弾を入れられミランは敗ける。

それはキエーボと過去の対戦で最後の負け試合である。

試合前、インザーギはこの試合の事を思い出して準備をしていたのだろうか。
もう9年近くも前のことである。

私の記憶の中ではキエーボは「お得意様」である。

先週の試合ではまた新しいミランが垣間見えた。
「お得意様」相手にしっかりとした準備をしていたのである。
調子の良い前線を並べてボナベントゥーラとメネズに自由を与えた。
未だにフィットしてるとは言えないトーレスが前線に居るものの、
右の本田は絶好調。

この4枚の前線を同時起用する事で前線に多様性が生まれました。
本田、メネズ、ボナベントゥーラがサイドと中央を支配することで、
より多くのチャンスを作り出していました。
フィニッシュに問題があるものの多くのチャンスを作り、
相手にマークを絞らせない。
それも試合中に戦術を変える事が出来たのが素晴らしい。

まさに2005年の頃のように、
シェフチェンコに代わりインザーギが投入されたり、
ルイコスタに代わりカカが投入されるような戦術的多様性がありました。

多様性を生むために多くのカンピオーネ(最高な選手)を抱える必要はない。
もちろんその方が良いしより多くの事が出来ます。
対戦相手のレベルが上がればそれも必要でしょう。
しかし今は限られた予算の中で出来る事をやるべきです。


今の意欲に溢れた監督と選手のいるミランではこうした準備は結果に結びつく。
まだまだ改善点はたくさんあるが楽しませてもらえました。

トーレスも試合中にボールを引き出す動きや、
スペースを作る動きが良くなっており、
今後も期待が持てる内容でしたね

何と言っても本田の今季4ゴール目。
右足、頭、左足、FKとその能力の高さを見せています。

途中出場でエルシャーラウィも復帰したのは好材料。
これにモントリーボも帰ってきてパッツィーニや二アンが良さを見せてくれれば、
もっと良くなるはず。

さらなる多様性に期待したいです。


この試合で代表ウィークの中断に入ります。
次戦は19日のヴェローナ戦。
チームがもっと良くなっている事を願っています。

FORZA MILAN !!!

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