晴天の日に、翌日は雨が降るとは考えない

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7月15日、
イタリアにショッキングなニュースが駆け巡りました。

「ACシエナ消滅」

日本のどのクラブよりも歴史のあるクラブが財政難によりクラブ破産に追い込まれました。

110年。

その長い歴史に幕を下ろしたのです。


今日はミランもここ10年よく対戦していたシエナについて書いてみます。



◎ イタリアで最も裕福な街の一つ

トスカーナ州中部にある都市で周辺地域を含むと人口約5万3000人。
中世には金融業で栄えた有力都市国家であり、13世紀〜14世紀にかけて最盛期を迎えた。
フィレンツェとは同じトスカーナ州にあるため、お互いに競い合う関係であった。
ルネサンス期には芸術の中心地の一つであり、トスカーナ州らしい美しい街並みも残っている。

医療、金融、政治、教育、そしてスポーツ。
数年前まではこの街にはあらゆるものが揃っていました。
しかし、今では生活の質は国内5位まで落ち2013年の失業率は9.6%、これもわずか3年で4.6%も上昇しています。
かつて金融業で世界的な発展を遂げたこの街も、イタリア国内に多くあるような不況で苦しむ他の街と同じレベルまで落ちてしまいました。

イタリアでも強豪であったシエナのプロバスケットボールクラブ「メンズサーナ」はすでに破産しており、唯一のプロスポーツクラブであり街の誇りでもあったACシエナも失ってしまう。

シエナの2つのプロスポーツクラブを支えていた「モンテバスキ銀行」は10年間で2億5000万ユーロを投資していました。しかし、シエナの負債は7000万ユーロにも及ぶと言われています。
イタリアを襲う深刻な経済危機が銀行の財政悪化を招き、シエーナの街の人たちから週末の楽しみを奪ってしまったことは想像すると胸が痛みます。


◎ シエナの誇り

創設以来その多くはセリエCに所属していたものの、2000年にセリエBに昇格すると2003年にはセリエAに昇格。そこから一度は降格したもののすぐに昇格し、トップリーグの中位以下ではあるが2013年までセリエAにとどまり続けていました。

かつては監督に先日ユベントスを電撃退団したコンテや、コズミといったイタリアの名物監督が指揮を取り、キエーザやレグロッターリエ、バルザレッティなどの有名選手も在籍していました。

イタリアの名物クラブとしてセリエ好きな方であれば誰もが知っているクラブだったのですが。

これからは名前を変えてセリエDから再出発する可能性が高いそうです。


◎ イタリア式運営法の危うさ

この出来事はミランにとっても決して他人事では無いと思います。

国内でも有数の金満チームであったミランも、近年はマネーゲームで他国の強豪とは張り合うことができなくなっています。
スタジアムには空席が目立つようになり、シーズンチケットの売り上げは低下の一途を辿っています。

バルバラ女史が根本的なクラブ財政の改革に乗り出し、何とか体制を整えようと必死で頑張っています。

金満オーナーが無尽蔵に資金を提供しクラブを強化して行く時代はとうの昔に終焉しており、こういった地に足をつけた経営方法を取らないと崩壊していくでしょう。
昨シーズンの成績も無関係とは言えません。

我々ティフォージにできることは精一杯応援する事ぐらいしか出来ませんが、
毎年ユニフォームやグッズを購入することで微力ながら協力したいと思います。
今年はシーズンチケットの購入を真剣に考えております。

とてもショッキングな出来事ではありますが、この出来事を教訓にしてミランには頑張って欲しい!


FORZA MILAN  !!!



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