2014年5月アーカイブ

先日からイタリアの紙面はインザーギ新監督就任の話で持ちきりになっています。

未経験監督の後にまた未経験監督。
オランダ人からイタリア人。
ミランでは外国人監督は短命の方が多いですね。
同じ失敗を繰り返さない事を祈るばかりです。


今季をもって契約終了になるタソッティ助監督に延長オファーを出すとの噂もあります。
下部組織のフィリッポ・ガッリを上げるとの噂も。

何でもいいのですが、早く新体制を決めて欲しいですね。


今日は「セリエA出場選手の国籍から見るミラン」について書きたいと思います。




◎試合出場選手の国籍データ

昨今の主要リーグで問題になっているのが外国人選手の流入による、
自国籍選手の育成に関する問題です。

自国籍選手が外国人選手との競争に敗れ、
高いレベルのクラブでプレー出来る自国籍選手が限られています。

その分競争に打ち勝てる逸材は生まれるのですが、
可能性という意味では減少していると思います。

まずは統計を見てみましょう。

2013-2014シーズンで試合に出場した選手は全部で610人です。
そのうちイタリア人は282人。
外国籍選手は328人。

多くの外国籍選手がプレーしている事がわかります。

詳細な国籍を書いてみます。

イタリア 282人
アルゼンチン 56人
ブラジル 54人
フランス 23人
ウルグアイ 16人
スペイン 13人
コロンビア 12人
クロアチア、ガーナ、セルビア 10人
ギリシャ、スイス 9人
スロベニア 8人
チリ、ポーランド、ルーマニア、セネガル、スウェーデン 7人
ポルトガル 6人
ベルギー、スロバキア、ドイツ 5人
モンテネグロ、パラグアイ 4人
アルバニア、アルジェリア、マケドニア、ナイジェリア、オランダ、 3人
ボスニア、チェコ、日本、アイルランド、コートジボワール 2人
アンゴラ、オーストリア、カメルーン、デンマーク、エジプト
フィンランド、ペルー、アメリカ、ウクライナ 1人



全部で42カ国。
やはり南米が多いですね。

アルゼンチン、ブラジルだけで110人。
他の国を含めると150人にも上ります。

イタリア以外のヨーロッパだと147人。
南米よりも少ないのが驚きです。
選手登録の関係で南米、アフリカ、アジアよりも有利なのですが。

◎イタリアのEU圏外選手登録の規定

EU圏外選手の登録には様々なルールがあります。
毎年、選手移籍では頭がこんがらがるのでここでまとめておきます。

 ・2002年7月18日以前にイタリアのクラブと契約した選手は外国人とはみなされない。
 
 ・毎年8月31日までに新たにイタリアのクラブと契約を結ぶEU圏外選手の登録については、以下のルールが適用される。
  1、EU圏外選手を保有していない→3名のEU圏外選手獲得枠が認められる。
  2、EU圏外選手をすでに1名保有→2名のEU圏外選手獲得枠が認められる。
  3、EU圏外選手をすでに2名保有→1名のEU圏外選手獲得枠に加え、
    a)保有するEU圏外選手を1名国外へ移籍させる
    b)同選手と契約を解除する
    c)同選手がEUパスポートを取得する
    のいずれかによりもう1枠認められる。
  4、EU圏外選手をすでに3名以上保有→3、と同様の条件付きで2枠まで認められるが、保有するEU圏外選手をb)のパターンで放出する場合は1名まで。

 ・セリエB、レガ・プロ(3部以下)のクラブはEU圏外選手を海外から連れて来る事は出来ない。

 ・イタリア国内のクラブ間でのEU圏外選手の移籍に際しては、外国人とはみなされない。

 ・EU圏外選手でもイタリア人と結婚したり、10年以上イタリアに滞在することでイタリア国籍が取得できる。


こうなっております。
出来る限りEU圏外選手を増やしすぎないようなルール作りは出来ているのですが、
現状は181人がEU圏外国の選手。
20チームで割ると1チーム当たり9人位いることになりますね。
これならイタリア人の出場機会は減りますよね。

◎各国の考え方

ブンデスリーガではこういった状況を打破する為に2006-2007シーズンから大きな改革がありました。
それは外国人枠を撤廃して「ドイツ人枠」を設けた事です。

これは、各クラブがドイツ国籍を持つ選手12人と契約し、そのうち6人が各々の地元で育成された選手でなければいけないというルール。
現在ではオランダも同様なルールを設けています。
プレミアリーグでも「ホームグロウンルール」が2010-2011から導入され、
UEFA主催大会での選手登録にもこのルールが適用されています。

どこの国も自国籍選手を守る方法を考えていますね。

こうすることで自国籍選手の育成だけでなく、
地元出身の選手を多く所属させることでサポーターに選手への愛着を持ってもらうという効果も出ます。
そうすることでクラブへの愛着にも繋がり、
サポーターの増加にも一役買います。

イタリアも現在観客動員の減少が深刻な問題になっています。
こういった所がそうさせている一面もありそうですね。


我がミランはデシリオやアバーテなどの下部組織出身選手がいますが、
今後の事を考えるともっともっと増やしていくべきだと思われます。

もしかすると、下部組織の監督であったインザーギの監督就任にはそういったメッセージも込められるのかもしれませんね。

若いイタリア人選手を自前で育て、
どんどんトップでも使っていく。

イタリアではベテランを信用し過ぎる傾向にあります。
経験や実績のあるものは確かに安心感があります。
しかし、機会を与えなければ人は育ちません。
それも何度となく。

こういった所もミランの来季の変革の一部であって欲しいと私は願っています。

FORZA MILAN !!!

今朝行われたCLファイナルですが、大変面白い試合でした。

レアルマドリーからは「マドリディズモ」を感じる事ができました。
マドリディスタにとっては最高の試合だった事でしょう。

あの情熱をミランでまた観たい!!

06-07シーズンでのユナイテッド戦やバイエルン戦、
あの試合にはそれがありました。


ミランは必ずあのレベルまで戻れます。

その為には地獄への道を一旦たどらなければならないと私は思います。



今日は余剰戦力の研究をします。
◎各選手の今季の記録

まずは今季に記録した各選手の記録をまとめてみました。

出場試合、時間、記録、分給を出してみました。
レンタル選手に関しては年俸がわからない為、ラミはサパタと同程度、ターラブはムンタリと同程度で計算してみます。(年俸に関しては前回の記事 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/milanistacaz/article/59 を参照。


出場試合  出場時間  失点  完封試合数  分給(単位は1ユーロ)

GK

ガブリエル  7試合  585分  10失点  1試合  854ユーロ
アメリア  6試合  533分  9失点  1試合  1876ユーロ
アッビアーティ  39試合  3381分  44失点  15試合  384ユーロ
コッポラ  0試合  0分  0失点  0試合  200000ユーロ

出場試合  出場時間  得点  アシスト  分給

DF

ラミ  22試合  1846分  3G  2A    406ユーロ
サパタ  29試合  2547分  1G 1A   588ユーロ
シルベストレ  4試合  309分  1G  0A   3559ユーロ
メクセス  31試合  2637分  2G  1A   1516ユーロ
ボネーラ  20試合  1653分  0G  0A    786ユーロ
ザッカルド  13試合  857分  0G  0A    933ユーロ
エマニュエルソン  33試合  2282分  0G  3A    482ユーロ
コンスタン  26試合  1970分  0G  1A    507ユーロ
デシリオ  21試合  1740分  0G  0A    574ユーロ
アバーテ  28試合  2122分  1G  1A    848ユーロ

MF

デヨング  44試合  3760分  2G  3A    797ユーロ
エッシェン  9試合  485分  0G  0A    2577ユーロ
モントリーボ  37試合  3062分  3G  7A    1143ユーロ
ポーリ  37試合  2157分  2G  4A    602ユーロ
ムンタリ  34試合  2201分  6G  3A    681ユーロ
本田  16試合  1051分  2G  2A    1260ユーロ
サポナーラ  7試合  218分  0G  0A    2752ユーロ
ビルサ  21試合  1096分  2G  2A    547ユーロ

FW

カカ  37試合  2980分  9G  8A    1342ユーロ
エルシャーラウィ  11試合  504分  1G  0A    4761ユーロ
ターラブ  16試合  1214分  4G  2A    617ユーロ
ロビーニョ  32試合  1661分  5G  4A    1505ユーロ
バロテッリ  41試合  3162分  18G  8A    1265ユーロ
パッツィーニ  21試合  925分  3G  2A    2918ユーロ


こうなりました。
次にコストのかかっている選手を順位づけしてみましょう。


◎今季高コスト選手

怪我による長期離脱やら戦術的な理由やら色々あるとは思いますが、
とりあえず出してみます。年俸を出場時間で割った「分給」を元に順位をつけたいと思います。

1、コッポラ  200000ユーロ *アッビアーティとアメリアの怪我による緊急補強。戦術的理由
2、エルシャーラウィ  4761ユーロ *怪我により長期離脱
3、シルベストレ  3559ユーロ *レンタル選手 戦術的理由
4、パッツィーニ  2918ユーロ *怪我により長期離脱
5、サポナーラ  2752ユーロ *怪我による離脱と戦術的理由
6、エッシェン  2577ユーロ *モントリーボの代役として冬補強。後半は戦術的理由
7、アメリア  1876ユーロ *怪我による離脱と戦術的理由
8、メクセス  1516ユーロ *戦術的理由と高年俸
9、ロビーニョ  1505ユーロ *戦術的理由
10、カカ  1342ユーロ  *高年俸

トップ10はこんな感じですね。
怪我による離脱は良いにしても、戦術的理由で外された選手に関しては来季の監督と相談して整理すべきですね。

気になる平均値を出してみます。
最高値のコッポラは論外なので外します。

まず総合値は37084ユーロ
試合1分間につきミランは約520万円を全選手に支払っている計算です
90分では約4億6725万円を支払います。
下手なクラブだと総年俸ですね。

総合値を28人で割ると1324ユーロ
ちょうどカカぐらいが平均値と言う事ですね。
今年は満遍なく選手を使用していた事がわかります。

◎真っ先に切るべき余剰戦力は?

数字から見ると余剰戦力は、
コッポラ、アメリア(アガッツィ補強の為)、シルベストレ、メクセス、エッシェン、ロビーニョになります。

サポナーラは契約を2018年まで残しており22歳と若い為除外。
エルシャーラウィとパッツィーニは長期離脱だったため除外。

ただし、
サポナーラ、エルシャーラウィ、パッツィーニに関しても戦術的理由が絡むと放出もあり得るかもしれません。

あくまでも数字からみた選出ですのであしからず


個人的には、
ラミを買い取るのであればメクセスは放出。
共同保有のパロスキを買い取るならパッツィーニ放出。

ここまでは想像していてもいいのかもしれないと思います。
レンタル組のノチェリーノ、マトリ、トラオレは是が非でも放出しなければいけないでしょう。

◎まとめ

前回のブログ( http://www.plus-blog.sportsnavi.com/milanistacaz/article/59 )に書いた放出候補がことごとく入ってました。

感覚的にも数字的にも放出した方が良いのであれば放出すべきですね
すぐにでも着手して欲しいものです。

すばやく行動することで残留する選手達に痛みを見せる事も必要かもしれません。
それが危機感に繋がりモチベーションが上がるのであれば。

現有戦力のモチベーションコントロールを正しくおこなえていれば、
再来季は必ずCLに出れると思います。

そのためにも今年は仲間たちを大幅に放出するというとても辛い決断をフロント陣にやってもらいましょう。


FORZA MILAN  !!!
先日ミランの新クラブオフィス「CASA MILAN」のオープニングイベントが開催されました。

ここはミラン経営陣の新しい中枢として今後機能していく他に、
チケットオフィスやショップも併設されファンの方々も多く訪れる事が出来ます。

現在イタリアにいる友人に話を聞くとまだまだ未完成のようで、表向きの所しか完成されていないようです。
一応、来週の月曜日から本格的にオープンするのですが間に合わなそうですね。
イタリアらしいです(笑)

場所はサンシーロへの最寄り駅である「Lotto駅」から近く、
現地観戦に行かれる際は立ち寄ってみるといいですよ。


今日は新クラブオフィスでの最初の大仕事であろう選手管理について書いてみたいと思います。
◎現在の所属状況

まずは現在の所属選手の契約状況をまとめてみます。
契約期間はtransfermarket.comより、年俸はガゼッタデロスポルトより参照


GK

名前 年齢 契約期間 推定年俸(単位は100万ユーロ)

アッビアーティ 36歳 2015/6 1,3m
アメリア 32歳 2015/6  1m
ガブリエル  21歳  2017/6 0,5m
コッポラ 35歳 2014/6  0.2m
アガッツィ 28歳 2017/6 未詳 5月22日付で移籍発表

DF

ボネーラ 32歳 2015/6  1.3m
アバーテ 27歳 2015/6  1.8m
メクセス 32歳 2015/6  4m
デシリオ 21歳 2016/6  1m
サパタ 27歳 2016/6  1,5m
コンスタン 27歳 2017/6  1m
ザッカルド 32歳 2016/6  0,8m
シルベストレ 29歳 レンタル 1,1m
ラミ 28歳 レンタル 買い取り7m

MF

サポナーラ 22歳 2018/6  0,6m
ムンタリ 29歳 2015/6  1,5m
モントリーボ 29歳 2016/6  3,5m
デヨング 29歳 2015/6  3m
クリスタンテ 19歳 2018/6  0,24m
ポーリ 24歳 2017/6  1,3m
エマニュエルソン 27歳 2014/6  1,1m
ビルサ 27歳 2016/6  0,6m
エッシェン 31歳 2015/6  2,5m

ノチェリーノ 29歳 2016/6 1,5m レンタル中
トラオレ 29歳 2015/6 未詳 レンタル中

FW

ロビーニョ 30歳 2016/6  2,5m
エルシャーラウィ 21歳 2018/6 2,4m
パッツィーニ 29歳 2015/6  2,7m
バロテッリ 23歳 2017/6  4m
カカ 32歳 2015/6  4m
本田 27歳 2017/6  2,75m
ペターニャ 18歳 2018/6  0,2m
ターラブ 24歳 レンタル 買い取り7m


これが現所属選手です。
このほかにレンタル中の選手が多くいるので次はそちらのまとめ。

◎主なレンタル選手

DF
エリー  レッジーナ
アルベルタッツィ  ベローナ(共同保有)
サラモン  サンプドリア(共同保有)
ビラ  ベティス
ベルガラ  パルマ

MF
フォッサーティ  バーリ
ヴァローティ  アルビノレッフェ

FW
ヴェルディ  エンポリ(共同保有)
パロスキ  キエーボ(共同保有)
コミ  レッジーナ
オドゥアマディ  ブレシア
ガンツ  ルメッツァーネ
ニアン  モンペリエ


◎戦力の削減

来季を迎える中で必ず行われないといけないのが戦力の削減。
コンペティションが1つなくなることで10試合以上減ります。

そうなると必要な人数が25人以下になります。
現在所属選手が34人なので9人ほど減らします。

この中で候補なのが、
GK
アメリア、コッポラ
DF
メクセス、シルベストレ、ザッカルド
MF
ビルサ、エッシェン、ノチェリーノ、トラオレ
FW
ロビーニョ、ターラブ、マトリ

この12人はレンタルバックを含めて放出候補になるでしょう。
レンタル中の選手ではラミを現在買い取り目標にしていますが、ターラブはおそらく買い取らないでしょう。

人数の足りない所はレンタル選手を復帰させることで済ませる気がします。


ここまで書いてみると色々なものが見えてきますね。
放出候補の選手を全て手放すと
15,2m
の年俸削減になります。

この金額は税抜きの金額なので税込みだと大体
30m
の削減になります。

これに移籍金などが入るとCL放映権料分に少し足りない位の削減は出来ます。

これを断行することが今季のオフシーズンに必ずやらなければいけない事です。

今季の失敗から多くの事を選手、フロントは学んで欲しいです。

はっきり言って現在のミランは余剰戦力だらけです。
これを削って下部組織の選手やレンタルの選手で穴を賄う事が出来れば、来年度からは経営的にも安定し様々なプロジェクトを進めていくことで新しいミランをスタートさせる事が出来ます。

これはCLを戦いながら進めるのはとても難しい事なので、いい機会ととらえて欲しいですね。

ミランに所属するスタッフ、選手が今季の失敗から学ぶ事が出来れば必ずやCLの舞台にすぐに戻る事が出来るでしょう。

次回は余剰戦力の研究をさらにやっていきたいと思います。

FORZA MILAN !!!
今シーズンの全日程が終了しました。
多くの選手達はワールドカップの準備に入ります。

最終節の試合は屈辱の中迎えました。

自力でヨーロッパの舞台に立つことは許されず
他会場の結果を気にしながら試合を見守るしかありません。


今日は出場権の得られなかったヨーロッパリーグについて書きたいと思います。

◎収入的問題

ヨーロッパリーグに出場することで得られる放映権の分配はこうなっております。(13-14シーズン分、UEFA公式サイトより)

現時点での商業契約に基づくと、2012-13シーズンのUEL総収入は約2億2500万ユーロ(約218億円)となる見込みだ。メディア権取引および商業契約から得られた総収入のうち約75パーセントは、グループステージ以降に出場する各クラブへ分配。残りの25パーセントについては、欧州サッカー界への分配金のほか、大会運営費や組織管理費としてUEFAに留保される。

見込み総収入額2億2500万ユーロのうち、1億6875万ユーロ(約163億円)が各クラブへの分配金となる。加えて、UEFA理事会の承認により、UEFAチャンピンオンズリーグ出場クラブおよびUEFAの留保分から4000万ユーロ(約39億円)をUEL出場クラブに対し追加拠出することが決まっており、これによりUEL出場クラブが受け取る収益金の総額は2億875万ユーロ(約201億円)となる。

この出場クラブ向け分配金のうち、1億2525万ユーロ(約120億円)は一律支給用に、残りの8350万ユーロ(約81億円)が変動支給用(マーケットプール)に充てられる。変動支給分はUEL出場各クラブ(グループステージ以降)の属するTV市場の規模に応じて分配される。

グループステージに出場する48クラブは、それぞれ1300万ユーロ(約1億2500万円)のグループステージ出場に伴う分配金を受け取る。さらに1勝ごとに20万ユーロ(約1900万円)、1引き分けごとに10万ユーロの成績ボーナスが与えられる。さらに、ベスト32に残ったチームにはトーナメント進出ボーナスがあり、グループを首位通過した12チームには40万ユーロ(約3800万円)、2位通過のチームには20万ユーロが支給される。

決勝トーナメントでは、ベスト32各チームに20万ユーロ、ベスト16各チームに各35万ユーロ(約3400万円)、準々決勝進出チームに45万ユーロ(約4300万円)、準決勝進出チームに100万ユーロ(約9600万円)が支給される。さらにUEL優勝チームは500万ユーロ(約4億8200万円)、準優勝チームは250万ユーロ(約2億4100万円)を受け取る。


つまり

全勝で優勝して1004万ユーロが得られます。

◎ELに出る必要性は?

ここ20年間でヨーロッパの試合がなかったのは97-98、98-99シーズンの2年のみ。
EL(UEFAカップ含む)に出場したのが3回。
それ以外の15シーズンは全てCLに出場していました。

近年でのCL出場による放映権料の分配金は年々増加傾向にあります。
ここ2シーズンともミランは5500万ユーロ程の収入がありました。

差額だと5000万ユーロ位になるでしょう。

収入の為にELに出場する必要はなさそうです。

なぜなら
参加するコンペティションが増えれば保有しなければいけない選手が増える為に総年俸が増加します。

現在のミランには余剰戦力が多く、その選手達を放出するだけでEL出場による放映権収入は賄えてしまえます。
それは本年度より経営改革路線に入っているミランにとっては良いきっかけになる可能性もあります。

我々ファンにとっては試合数の減少でつまらなくなりますし、野心的な選手達の流出は避けられないでしょう。
残った選手達のモチベーション低下も心配です。

しかし、
06-07シーズン以降のミランは常にチーム改革を求められてきました。
それを移籍金なしの選手獲得などでごまかし続けてきたツケが回ってきたのでしょう。

来季は経営陣の真摯な姿勢がみたいものです。



次回は現状の選手達の契約年数や年俸をまとめて分析してみたいと思います。

今シーズンも皆様お疲れ様でした!!

FORZA MILAN !!








残り2節となりました。

今季に残された課題はEL出場圏内である6位以内に入る事

こんな目標しか残されていない事に憤慨しながらも現実を見つめましょう

今季はナポリがコッパイタリアで優勝し、さらにCL出場権を持っているのでEL出場権はリーグ6位までに広がっています。

ただし、
6位だとキツーイ予備予選が待っている為に出来れば5位通過したいところです。

今日は残された2節の状況を再確認してみましょう。

まずはミランから。

勝ち点 54 8位
37節 アウェイ アタランタ  難易度☆
38節 ホーム サッスオーロ 難易度☆☆

確実に連勝しなければいけない日程です。
争っているどこのチームよりも簡単な試合でしょう。

しかし、油断は禁物。
サッスオーロはアッレグリを解任に追い込んだチーム。
前節にはフィオレンティーナに4-3と競り勝ってます。
降格圏争いも続行中ですので死ぬ気で戦うでしょう。


次のチームはパルマです。

勝ち点 54 7位
37節 アウェイ トリノ 難易度☆☆☆☆☆
38節 ホーム リボルノ 難易度☆

ここが一番厄介なように見えます。
今節に出場権争いの直接対決がありますがここに勝てるとほぼ降格が決まっているリボルノとの対戦。
ミランとは勝ち点では並んでいますが直接対決で負けているので順位が並んでしまうとパルマが順位を上回ります。


3番目はトリノです。

勝ち点55 6位
37節 ホーム パルマ 難易度☆☆☆☆☆
38節 アウェイ フィオレンティーナ 難易度☆☆☆☆

ここはキツイチームが2連戦。
勝ち点が1差なのでミランが連勝する事を前提に考えると連勝が必要。
対戦相手的にちょっとつらいですね。

エースのインモービレは得点王争いで単独トップですが、ドルトムント移籍のニュースで周辺が騒がしい。
彼がどのようなメンタルで試合に臨めるかがカギかもしれません。


4番目はインテルです。

勝ち点 57 5位
37節 ホーム ラツィオ 難易度☆☆☆☆☆
38節 アウェイ キエーボ 難易度☆☆☆☆

ここには連敗して欲しいですね
心情的にも。

その可能性があり得るのが受ける所(笑)
上位争い中のラツィオに降格争い中のキエーボ。
デルビーでの内容を見るとコケそうな気がします。
どうせヨーロッパでも勝てないんだから出なくていいよね。


ミラン含む直接争いしてるのがこの4チーム。
ミランが連勝する事を前提としているのでミラン以下の順位のチームは割愛しましたが勝ち点1差でラツィオとヴェローナがいます。

EL常連のラツィオの動向が気になりますがインテルを倒せれば6位通過も見えてくる所。
そうなるとミランには5位通過が見えてきます。


ミランにはとにかく連勝する事だけを考えて、とにかく戦って欲しい。
敗北を恐れずに前を向く事でしか得られないものがあると思います。

今季はスタートから戦う事が出来ずにこのような順位にいます。
シーズンのラストスパートで是非とも戦う姿勢を見せて欲しいものです。

FORZA MILAN !!!
2011年4月2日

この日に何があったかおぼえている方はいらっしゃいますか?



はい。
みんな当然知ってますよね。
最後にリーグ戦のデルビーで勝った日です。

2011年8月6日に中国は北京で行われたスーぺルコッパにも勝ってますが。

3年ぶりの勝利。
常に悔しい思いを味わってきました。

お互いにCL出場権には全く関係なく価値の無いのデルビーとも言われてましたが、今季のミランの惨状から考えるとこの勝利は大きいですね。

残念ながら本田の出場はなかったですが勝てばいいんです。
イタリアではチケットが売り切れる事もなくしらけていたとしてもいいんです。

この試合に勝った事で次に繋がれば。

今日はスタッツと感想を書きます。
◎主要チームスタッツ
ミラン   ○○○   インテル
14           シュート          7
4          枠内シュート       0
6          枠外シュート       3
4       ブロック           4

     シュート内容
9      オープンプレー     5 
4          セットプレー    2
1      カウンター     0
0          ペナルティ      0
0         オウンゴール    0

          シュートゾーン
1           ゴールエリア内       0
6        ペナルティエリア内     4
7        ペナルティエリア外     3

           シュート位置
3                左                2
6               中央              4
5                右                1

           アタックサイド
39%            左             34%
20%           中央           27%
42%            右             34%
           
401         パス本数         377
72          ロングパス        51
301        ショートパス      306
26             クロス      18
84%      パス成功率        81%

52%    ボールポゼッション    48%

37%       空中戦勝利率       63%


ガゼッタ デロ スポルト  ミラン採点
MOM デヨンク       7

アッビアーティ       6
デシリオ              5,5 
ラミ             6
メクセス         6,5         
コンスタン             6
ポーリ                 6
モントリーボ     6
ターラブ       6
バロテッリ           6,5
カカ                    6,5
ムンタリ               6

セードルフ       6,5
チーム         6,5


パス等の内容はほぼ互角ながら、シュート内容では相手に枠内シュートを1本も打たせない完勝。
シュート数も7本のみとペナルティエリアに完全に鍵をかけましたね。

ただし。

ガゼッタの採点を見ると退屈な試合であったようです。
全体的に採点が低く、デヨンクの最高点は解りますが彼には個人的に8点付けていいと思っています。

確かに両チームのファンでなければ面白くない試合でしたしね。
でもデルビーが面白い試合である必要はないのでこれでいいんです。


◎垣間見えた可能性

この試合4-4-2で試合に臨みました。
セードルフ体制では初めての事です。

そこでこの守備の堅さを見せた事はとても大きいことですね。

アンチェロッティ体制で良く見た布陣ですが、この布陣には大きな欠点があります。

カウンターが出来なければほぼ点が取れない

という事。

現段階ではとてもじゃないけど整ったカウンターなんて出来ません。
今後もこの布陣で続けていくのであれば、レアルマドリーのような美しいカウンターを仕込んで欲しいものです。

カウンターに必要なのは、
素早い攻守の切り替えとポジショニング
足がそこまで速くなくてもしっかりと約束事を作れば出来ない事はないと思っています。

来年もセードルフが指揮を執っているかはわかりませんが、
鋭いカウンターの片鱗でも今期の残り試合で見せてくれれば私は来季もセードルフで続行してもいいと思います。

ええ、
単なる私の好みです(笑)

そしてこの試合のデヨンクは最高でしたね!!!
攻守の貢献、主に守備面での貢献がとても大きかったです。

前回のローマ戦のレビューにも書きましたが、彼がいたらあの1失点目はなかったでしょうね。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/milanistacaz/article/55

彼を中盤の底に置き、両サイドに運動量と技術の高い選手が置ければこのシステムは機能するでしょう。

4-3-3や4-3-2-1などの派生システムも使えるようになるでしょう。

セードルフは就任直後からアッレグリが残していったこのシステムを流用すれば良かったのに・・・


今季も残り2試合。
全勝すれば何かに届くかもしれません。

このデルビーでの勝利から強い勝者のメンタリティを取り戻して欲しい。
そしてそれが習慣になればまた・・・。

FORZA MILAN !!!