2013年4月アーカイブ

とても難しい試合でした。
ピッチはデコボコで水浸し。ボールが止まってしまうほどの水たまりが随所にある始末。そして、相手はハードワークしてくるキエーボ。過去8年間負けた事がない相手とはいえ、なにが起こってもおかしくない試合展開でした。
4月の4連戦は順位の近い相手が続く試合だけにここは落とせない。相手はラフプレーでミランの選手達をイライラさせる。早い時間に点が取れたことで優位に運べましたが、長い時間イーブンな状態が続いていたら怖かったですね。ケガ人が出そうな雰囲気もあったのですが、大事に至らず良かったです。
それでは今回も気になった3点を書いてみます。

◎大きなストロングポイント
今シーズンのミランで不安要素であったFK。バロテッリ加入後からは彼が蹴っていますが、まぁ正確なシュートを放ってくれますね。本日の試合では6~7本のFKを蹴って、すべてが枠内へ飛んでいました。この試合のように雨が降っていてぬかるんだピッチ状況ではGKがキャッチングする事が難しいので、真正面であろうと枠内に蹴っていれば何かが起こります。実際に先制点はそこから入りました。
相手のGKは本当に嫌だった事でしょう。正確なFKが毎回飛んできてそれを全てはじかなければならない。考えるだけでナーバスになります。これは大きな強みと言えるでしょう。バロテッリのFKは今後も相手にとって脅威であり続けるでしょう。
後、バロテッリに関して少し言いたいのが、エルシャーラウィやアバーテがサイドを抉った際のポジショニングの事です。彼はよりゴールに近い位置にいたがるので相手DFに囲まれている事が多いです。引きつけている役割もあるのですが、もう少し工夫が欲しいですね。後ろから飛び込んでくる選手が少ない時はニアやファーに走ったり、ゴール前に誰かがいる時はタイミングをずらして入ってきたり。そうするともう少しクロスを上げやすくなりそうな気がします。これはパッツィーニにも言える事なのでCFの性なのかもしれませんね。今でも十分な役割をこなしてくれているので大変満足はしていますが。

◎悪条件の中でのメンタリティとテクニック
冒頭にも少し書きましたが、この試合は本当に難しい試合でした。荒れたピッチに振り続ける大雨。ファール覚悟で削りに来るキエーボの選手。バロテッリなんかは数多くのラフプレーにあっていました。そんな中でも集中を切らす事なく淡々とプレーしていた所を見ると、彼は本当に精神的に充実しているのでしょう。一度だけあきらかなアフターファールでイエローカードをもらっていましたが、それ以降はプレーに集中していました。彼の唯一の欠点である精神面がここまで改善されている所を見ると、改めてミランの素晴らしさがわかる所です。選手を守る事では世界一と言えるチームですからね。今後のバロテッリには大きな期待をしましょう。
もう一点、このピッチの中で良いプレーをしている選手が目にとまりました。それはアバーテです。
彼はプレーの性質上長い距離をドリブルする事が多く、ボールを前線まで運ぶ役割をこなしています。彼が位置する右サイドは前後半ともに水たまりになっている所が多かったにもかかわらず、いつもと同じようにボールを前線に運んでいました。それもドリブルの際に少しボールを浮かせてみたり、いつもよりストライドを長く取ってみたりと色々な工夫も見えました。地味で分かりにくい事ですがこういったテクニックと言うのは非常に大切ですよね。アバーテはもう少しサイドの抉り方に工夫が出来るようになれば絶対的な存在になれるでしょう。強いメンタリティも持ち合わせており、時期キャプテンの可能性もある選手なので、今後も応援し続けたいです。

◎キエーボ指揮官の判断ミス
この試合でキエーボのドラメが試合途中に右肩を脱臼したようでした。このような悪条件での試合では何が起こるかわからないので最後の交代枠はギリギリまで使わないのが定石ですが、3枚交代枠を使い切ってしまった後でしかもその直後に2枚目のイエローカードでダイネッリが退場してしまいました。ここでキエーボは脱臼したドラメを15分以上も使い続けたのです。彼はとても痛がっていたのにもかかわらず。
選手生命にかかわってしまう大怪我を負う可能性もある状態なのに使い続けるのかと。
こういった所はしっかりと糾弾していかなければいけないと思います。一人の選手の人生を変えてしまう可能性もあるので。もちろん本人がプレー続行を希望したのかもしれませんが、監督という立場にいるのであれば止めるべきです。見ていて気分が悪かったです。


4月の4連戦は非常に大切です。
2位を狙っていく上で何としてでも勝ち点10は欲しいですね。
気合いで応援しましょう!!

FORZA MILAN !!!