2012年11月アーカイブ

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*この試合でキャプテンマークを巻いていたモントリーヴォ。ミランのキャプテンは在籍年数で決まるのですがね・・・。彼は良いプレイヤーですが私は不満です。

久々のユーベ戦での勝利!
内容なんて何でもいいんです。勝てば。
ミスジャッジでの勝利ですが、昨年はミスジャッジで勝ち試合を引き分けにされているのでこれでお互い様ですね。とにかく、首位独走中のユベントスを倒したのはチームに自信を与えるでしょう。今日はこの試合で良かった所を中心に書いてみます。

◎素晴らしい3トップ
この試合ではエルシャーラウィとボアテングとロビーニョが先発の3トップでしたが、大変良かったと思います。特に前半は。ロビーニョのコンディションが良くなかったように見えたのが残念ですが、3人がポジションを入れ替えながら相手のマークをうまく外して、左右中央とポジションごとに自分の特徴を活かしたプレーをしていました。基本は左にエルシャーラウィ、右にボアテング、中央にロビーニョでしたが、この形ではない時に多くチャンスを作っていたのでマークを上手く外せていたのでしょう。相手が3バックであった事も有利に作用したようです。
後半にパッツィーニが入った後は前線の動きは停滞しましたが、ほとんど守備に追われていたので問題ないでしょう。パッツィーニが前線でポストになり、ボールをキープすることでゲームを上手くコントロールできていましたし、この日のミランはハードワーク出来ていました。ナイスゲームでしたね。

◎手のひら返し
コンスタンがこの試合良かったですね。前回までのブログではくそみそに言ってましたが、この試合のコンスタンは守備時の間合いの取り方が非常に良かったです。対面していたイスラが全然良くなかった事も大きな助けになっていましたし、中央のメクセス、ジェペスも非常に良かったのもプラスに作用したのでしょう。今までのように簡単にクロスを上げさせたり、抜かれる事がなかったです。集中を欠いたプレーもなかったです。これを自信に変えてもっと成長して欲しいですね。

◎中盤の核
この試合で私がもっとも良かったと思ったのはデヨンクです。スリーセンターの真ん中で潰しとボール捌きに徹していたのですが、彼の存在が攻守の肝になっていた様に見えました。自陣バイタルエリアにボールが入ると必ずと言っていいほどチェックに入り、サイドにボールを流させていました。中央の守備がほんとに堅かったです。ミドルを打たれるシーンもほとんどなかったですね。
彼のハードワークのお陰で攻撃時にはモントリーボやノチェリーノが前線に絡む事が出来ていました。ダブルボランチは少し苦手そうですが、トリプルボランチの時は中央で良い仕事をしますね。モントリーボも積極的にプレスを掛けていた事もあり、とてもバランスが取れていました。この形でこのままいって欲しいですね。この試合のデヨンクは本当に良かったです。もちろんモントリーボもかなり良かったのですが、彼にはもっと期待してる部分があるので今日はデヨンクを中心に褒めました。


ここからの9試合はローマ以外は比較的楽な相手が続きます。
この9連戦をどれだけ勝てるかで今年の順位は決まりそうですね。前半戦を勝ち点30位で折り返せれば、後半次第でCL圏もいけそうです。
このままの内容を続けてくれれば絶対に行けます!!
いやー、今日は気分が良い(笑)

FORZA MILAN !!
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*とても美しいバイシクルを決めたメクセス。彼の生涯でも忘れられないゴールの一つになるでしょう。見てたこっちもまさか入るとは思いませんでした(笑)

アンデルレヒトとは過去2大会グループリーグで対戦していますが、その2回ともミランの最終成績は優勝しています。対戦成績もとても良い相手。しかもこの試合でミランは決勝トーナメント進出を決めました。なんだか明るい未来が見えそうですね!
今日はナポリ戦に続いて使用した4-3-3の布陣についてなど書いてみます。

◎ミランはやっぱり3ボランチ
この試合ではノチェリーノ、デヨンク、モントリーボを3枚DFラインの前に並べていました。両サイドバックの守備に難がある現在のミランではこの形は守備面で安定しやすいですね。サイド攻撃を多く仕掛けてくる相手には有効なシステムだと思います。3トップのエルシャーラウィとボアテングも戻って守備をしっかりするので、サイド深くから危ない形を作られる事は少なかったです。
ただ、この布陣で心配なのは左サイドバックのコンスタンの守備です。アンデルレヒトはここを狙ってきていましたし、こっちサイドはエルシャーラウィ側なので運動量の増えるエルシャーラウィの消耗も激しくなってしまいます。エルシャーラウィが下がってくると、カウンターの場面で左サイドが使えずに手詰まりになる事が多かったです。CFにボールキープできるタイプがいれば気にならないのでしょうが、現在の面子では彼の得点力にかなり期待している所があるので、ここはきつい所です。右サイドのデシリオとボアテングが良い関係を築けているだけに、左サイドバックはもう少し考える必要がありそうです。エマニュエルソンも守備の上手い選手ではないですが、途中交代で入った後は安定しているように見えました。彼はボールキープも上手いのでビルドアップにも絡めますしもう少し見てみたいですね。
前半は全体的に引いてしまい、守備に追われる事が多かったのですが、後半は3トップの守備負担を少し減らしてカウンターを狙っていたようで、DFラインの高いアンデルレヒト相手にそのカウンターが良く効いていました。ボージャンとパトを交代した後はパトが前線に残り、左サイドのスペースを上手く使っていたのでさらにカウンターで危険なシーンを作っていました。2点目に繋がったファウルを受けたのもこの形からでした。
引いてくる相手には難しいシステムかもしれませんがもう少し成熟したら面白い戦術になりそうです。

◎エルシャーラウィとパト
エルシャーラウィの成長がとても頼もしいです。昨日の3点目のシーンを見てみると、サイドから切り込んだエルシャーラウィがDFとGKを引きつけてパトにラストパスを出していましたが、いつもならここは自分でシュートを打っていた所です。以前のブログでも書きましたが、このようなアシストが出来るようになると、彼は間違いなくカンピオーネになれるでしょう。本当にメキメキ実力を上げてますね。
パトとのコンビも相性が良さそうに見えました。パトはDFライン際にいる事でDFラインを下げ、エルシャーラウィやボアテングがボールを持てるスペースを作っていました。DFの裏も良く狙っていましたし、調子が戻ればもっと良くなってゴールも増えるでしょう。出場機会の少なさに不満を言っていたようですが、コンディションをしっかりと保てればもっと出場が増えるはずなので本人次第の問題だと思います。


CLに関しては最低限の目標であるCLGS突破は決めました。これで冬の補強費がある程度確保出来たと思います。補強ポイントはDFだと思いますのでしっかりとした補強を期待します。
ユベントス戦はどんなチーム状況でも負けられない試合です。期待して応援しましょう!!

FORZA MILAN !!!
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*久しぶりにサンシーロへ帰ってきたネスタ。今年の冬にベッカム方式(メジャーリーグの中断期間にレンタルで獲得する事)での復帰話も出ています。帰って来てくれ~・・・

今季のCLの次の試合での成績は1勝3敗。昔からCLとリーグ戦の両立には苦しんでいましたが、ここまで来るとあきらめがつきます。短い試合間隔の中でターンオーバーが出来ずに、疲労の溜まっている選手を起用せざるを得ないのは単純に選手層の薄さが問題です。シウヴァすら放出せざるを得ない現状なので仕方がないですが、ここまで選手獲得が失敗続きだと流石にきついですね。今日は試合の事ではなく、私の現状に対する想いを書いてみます。

◎ミランとは何ぞや
ミランはヨーロッパの中で最も国際タイトルを獲得しているクラブです。つまりトーナメントに滅法強いクラブという事です。これは主にベルルスコーニが会長に就任してからの事ですが、なぜそんなにタイトルを獲れたのでしょう?
私の思う理由はミランというクラブの組織の問題であると考えます。バレージ、マルディーニのような偉大なるカピターノがいた事もそうですが、近年ではガットゥーゾやアンブロジーニ、セードルフなどの勝者のメンタリティを持った選手達が、新人や途中加入の選手達にそのメンタリティを植え付けていました。それがミランの歴史を作り、ミランの組織を常勝軍団にしていったのでしょう。それは選手だけではなくスタッフや監督・コーチ陣、サポーターたちにもそのメンタリティが流れていました。もちろん私達にも。ティフォージ(サポーター)はミランに勝利を要求し、クラブはそれに勝利で応える。それがミランでした。
最近、ガットゥーゾがよくミランに対してのコメントを出しています。今の気持ちの足りない選手やスタッフに苦言を呈する内容が主です。勝利を貪欲に欲さずサッカーだけに没頭出来ない選手達や、それをサポート出来ていないスタッフには歯がゆい思いをしているでしょう。最近のコメントではミランは組織的なサポートがなくなってきたから出たとも言っていました。これが現在のミランの不振の最大の原因ではないでしょうか?もちろん1ファンである私には内情は解りません。でも、結果としてここ2~3年のミランにはそれがでているのです。
選手補強に関しては、ここ10年での当たりはカカとシウヴァのみ(ミランに来て世界的になった選手)です。それ以前では、ピルロ、ガットゥーゾ、シェフチェンコ、ウェア、ボバン、サビチェビッチなどなどそうそうたる当たりを引き続けていました。経済状態や金満チームが増えた事がそれを邪魔しているかもしれませんが、理由はそれだけではないと思います。近年はロッカールームの雰囲気が良くないと聞きます。選手獲得方針のズレがそれを生んでるのではないでしょうか?

今のミランに必要なのは改めて選手、スタッフ、経営陣、ティフォージが一丸となって同じ方向に向かう事だと私は思います。全員が勝利の為だけにすべき事をする。その方向性をクラブが見せるべき時期だと思います。現状ではそれがバラバラのようにしか見えません。私はミランのチーム哲学が好きでファンになりました。全員が勝利の為に自分の出来る事を精一杯している姿はとても美しく見えました。もしかしたら美化された過去なだけかもしれませんが、間違いなくそれを私は感じました。
現状のチームには勝利を目指して努力する姿は見えますが、それがピッチ上で常に見えているわけではありません。悪い時は必ずと言っていいほどチームの利益よりも自分を優先している選手達が多く見えます。それも選手達が勝ちたいからなんでしょうが、今は空回っています。

昔のように戻る事はないでしょう。今とは様々な状況が違いますしね。戻る必要もないと思います。
必要なのは新たなる哲学、理念を作り出すことだと思います。
選手獲得方針を若手中心にシフトしていくのは良い事です。しかし、その若手たちに正しい道を見せてやれるベテランも必要です。そのために生え抜きの選手達をもっと増やすべきです。出来あがった選手、下降線に入っている選手を獲る事はやめて欲しい。野心の強い選手をもっと集めるべきでしょう。
監督に関してはミランの伝統である4-4-2を継ぐ事が出来るアッレグリで継続していくのか、新しいミランのフットボールを作る事が出来る新監督を呼ぶのかはっきりした方がいいですね。4-4-2でやって行くのであれば必要な選手を冬に補強するべきでしょう。新監督で新しいフットボールをやっていくのであれば、なにがなんでもグアルディオラを招へいするべきです。彼ならアリゴ・サッキのように世界を驚かせるようなフットボールをまたミランで見せてくれるでしょう。皆さんはどちらが良いと思いますか?

今後のミランはどうなっていくのでしょう。
私は変わらず愛し続けます。
また美しきエレガントな選手達がミランで躍動する姿を見れる事を信じて。

FORZA MILAN !!

vs マラガ CL GS 4

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*今季初ゴール!!ミランの9番は点を獲らなきゃいけないんです。

 調子の上がってきたミランが迎えたCLグループリーグでの大一番、最大の敵であるマラガをホームに迎えた一戦。結果はドロー。これが良かったのかどうか・・・
決勝トーナメント進出は最低条件です。ここを勝てなかったのは正直きついでしょう。残りの2つを確実に勝たなければなりません。この調子でチームが仕上がってくれれば勝てそうですが。
今日は私の考えるCLでのサッカー観を中心に書いてみたいと思います。

◎CLでは「失点しない事」
リーグ戦とCLでは戦い方を変えなければいけません。強烈なストロングポイントを持っているチームは同じ戦い方をする場合が多いですが、ミランの場合は使い分けます。
リーグ戦では「より攻撃的に」。格下の相手と試合をする場合は、ほとんどの相手が引いてきます。その場合に必要なのは堅い守備を破壊する攻撃力。攻め続けてこじ開けます。
CLなどの同等や格上の相手がいるコンペティションでは、点を獲られない事を前提に考えていく必要があります。相手にチャンスを与えない状態の中で機を見て攻める。これが大前提の考え方だと私は思います。ここ数シーズンでCLを獲っているチームは必ずと言っていいほど失点数が少ないですし、ミランがCLを獲った時はとにかく守備が上手かった。個も組織も。
この試合で先発したコンスタンは守備の上手い選手ではありません。もともと攻撃力が評価された選手ですし、サイドバックは本職ではありませんでした。今後の可能性としては良いですが、現状ではCLで使うべき選手ではないと思います。この試合での失点は完全に彼のミスです。なぜアッレグリは彼を起用したのでしょうか。アンチェロッティなら絶対に起用しなかったでしょう。
現状の左サイドバックでは彼が一番いいと思います。しかし、マラガは完全にコンスタンを狙っていましたし、狙い通りにやられてしまいました。CLの様な失点が即敗戦に繋がるようなデリケートな試合では、ボネーラを起用するべきです。彼はこの試合センターで出ていますが、サイドで起用するべきだったと思います。

◎修正能力
この試合でのマラガは前線にボールを預けて、その選手を後ろから追い越す選手を多く作る事でチャンスを作ろうとしていました。その狙いは開始20分までにははっきりとわかりました。しかし、前半40分の失点のシーンではその形からやられています。コンスタン以外のDFは対応出来ていましたが、彼だけは修正出来ていませんでした。これは大問題です。
フットボールでは試合開始直後と試合終了間際に得点が生まれる事が多いです。それは敵のゲームプランに対応できないうちにやられてしまうのと、疲れてミスが増える時間帯だからです。だからこそ、一度相手のプランを理解したらそこは必ず修正しなければいけません。それが出来ないということは、実力がこのレベルにないという事になります。
コンスタンはこれからの選手であり、攻撃に持ち味がある選手なので成長を期待しますが、この様なミスを今後もするようであれば残念で仕方がないですね。

◎新しいミラン
先日、ガッリアーニCEOがとても興味深い発言をしていました。
我々はエル・シャーラウィやボージャンのような若手に賭けることに決めた。世界経済からそういう選択になったが、我々は若手で再び勝利を目指す。」
事実上のボージャン買い取り宣言にも聞こえるこの発言ですが、これにはミランの大きな方針転換があります。
イタリアでは若手よりもベテランを信用する文化があります。カルチョに一番必要なのは経験であるという。ミランは出来あがった選手を獲ってくる事が多かったですが、今後は若手を中心に考えていくのでしょう。これは大変良い事だと思います。
世界的に移籍が少なくなってきたのは高騰している高額な移籍金が問題となっているからです。これがクラブ運営に大きな影響を与えます。それにベテラン選手はサラリーも高額なためさらに経営を圧迫します。ミランの選手達は高額なサラリーをもらっている選手が多いのでなおさらです。
若手中心では危なっかしい賭けの部分が多くなりますが、経済的には安定します。見ていて夢もありますし選手が成長していく過程を見るのはとても楽しいです。現在、成功しているクラブのほとんどがこの方針をとっており、間違いなく現在のトレンドです。経営のトップがこの発言をした事で、これが今後のミランの理念になっていく事でしょう。
願わくば、脈々と受け継がれているミランの精神を壊すことなく成功して欲しいものです。スタメンがほぼ全員マルディーニの様な選手だけになる事を楽しみにしています。そうなったら応援するのが楽しいだろうなぁ。


パトにはこのゴールをきっかけに今後の活躍を期待したいですね。パトが今シーズン何点獲れるかでミランの成績が決まるでしょうから。
これから数試合はシーズン前半の山場です。
調子も上がってきているし、このまま波に乗ってくれ!!

FORZA MILAN !!
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*やっと今シーズン初ゴール!! 今のミランでは違いを作れる数少ないプレーヤーの中の1人なので、結果を残せたのは今後に繋がりそう。彼の課題はコンスタントに結果を残す事です。頑張れ!!


今シーズン初の大量得点での勝利を勝ち取ったミラン。
前回の試合でとてもよかったボージャンのトップ下ですが、今回はスタートから起用されました。前回同様とても良いプレーを見せてくれましたね。今回の試合で良かった所を中心に書いてみたいと思います。

◎ちょっとした幸運
前回のブログでも書きましたが、今のミランに必要なのはちょっとした幸運だけです。今回の試合ではそれがミランを救ってくれました。
前半に獲った3得点は全てこぼれ球が良い所に転がってきたり、シュートが相手DFに当たって良いコースへ飛んでくれたものです。こういった幸運が今シーズンは少なかったわけですが、チームの勢いが上昇するきっかけとはこんなものだと思います。後半の2得点はサイドから崩しての得点だったのでこれは評価できます。
チーム全体のコンディションはあまり良くなかったのですが、それでも結果を出せたのはとても良い事ですね。前半の3点は本当に幸運だったと思います。

◎僅かながら成長が見える各選手達
この試合で見えた選手達の成長は面白かったです。
エルシャーラウィは自分がマークされてる事を理解した上で上手くスペースを作ったり、引きつけてからのラストパスを多く出していました。今まで自分本位なプレーが多かったのですが結果を残していたので良しとしていましたが、この試合のように周りを活かすプレーが出来ていたのは本当に素晴らしい成長です。こうなると相手は手がつけられないでしょう。後はリードの出来ていない余裕のない状況でも同じ事が出来るかどうかですね。今後も期待です。
この試合でガゼッタデロスポルト紙での最大の評価を受けたボージャン。彼は前節同様トップ下で相手の嫌がるスペースに良く入り込んでいました。それでいてこの試合では前線と2ボランチの間でちょうどいい距離感を保ちつつ、相手のマークを上手くずらしていました。それによってモントリーボやパッツィーニ、そしてサイドのマークが甘くなり中盤とサイドで常に主導権を握る事が出来ていました。周りの選手達が本当にやりやすそうでした。アバーテとコンスタンにかなりの好影響を与えていたように見えます。
そしてアバーテ。
彼はPA内の1対1守備時にしっかりと手を後ろに回していました。前節のPKから学んだんですね(笑)

◎まだまだ様子見が必要か・・・
後半68分からエマニュエルソンと交代で入ったボアテングですが、彼が入ってからミランのリズムはさらに良くなっていた様に見えました。エマニュエルソンは基本的にサイドに張って左足しか使えないので、相手がとてもマークしやすい選手です。しかしボアテングはサイドに張ってボールを受けられるし、中央に絞ってのプレーも出来ます。中央に絞るとサイドにスペースが出来るため、そこをアバーテが駆けあがれます。75分のエルシャーラウィのゴールはまさにこの形から生まれています。それに何より彼にはアイデアがあります。CLや上位陣との試合では絶対に彼のアイデアが必要になります。アッレグリも昨シーズンからボアテングを右サイドで使いたいと言っていましたが、その理由が良くわかります。このまま定期的に使い続けて欲しいです。そのためにはコンディションを上げていくことが必要なので、更なるハードワークをしてくれればいいのですが。
しかしながら短い時間での評価ですのであまり信用し過ぎても駄目ですけどね。それでも光るものを見せてくれたのは大きな好材料ですね。


この試合の相手は調子の悪いキエーボで、ミランにはツキがありました。この結果に驕ることなく更なる向上を目指して欲しい。
3日おきに試合が続いており、選手達のコンディションは決して良いものではありませんでした。
今後もターンオーバーを強いられる試合が続きますので、控えの選手達にも結果を残す事が求められます。大事なのはこの1勝から連勝につなげる事。
次のマラガ戦での結果が本当に大事です。
全力で応援しよう!!!

FORZA MILAN !!!


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*早くパトにも初日が出て欲しいものです・・・

今節も3バックで臨んだミラン。試合後の記者会見では3日毎に試合がある為のターンオーバーとして色々なシステムを使っているんだと言っていました。しかし、前半では全く良い所を作れませんでした。後半にボランチを2枚にして4バックに変更すると完全にミランペースへ。
現在のミランには様々な問題があります。そこら辺に関して書いてみたいと思います。

◎機能しない3バック
そもそも3バックの利点とは中盤に人数を多く掛けられるので、中央に多くのフィルターがある為によりハイプレスが出来、そこからのショートカウンターを狙いやすいという所にあると思います。守備時にはサイドを狙われる事が多いため、攻められているサイドのサイドハーフが下がってきて4人で守ります。しかし、今のミランではほぼ5バックに近い状態になる事が多々あります。
こうなってしまうとより守備に人数を割いてしまうため、ボールを奪う場所が自陣の深い位置になってしまいます。ボランチが下がってくると守備に6~7枚使ってしまい、最前線に選手が残っていると中盤がスカスカになります。結果とんでもなく間延びしてしまい、前線にロングボールを放り込むしかなくなります。FWにポストプレイヤーはいませんからボールが繋がる事もなく、再度相手の攻撃が始まります。
これじゃあ上手くいくはずはないですよね。
アッレグリは攻撃時の戦術をもっと浸透させないといけないと言っていましたが、今後も3バックを続けるのであれば守備に人数を掛け過ぎずに、前線までのボールの通過道をよりはっきりと作らせる事を徹底させて欲しいです。ナポリはそれがとても上手いので高速カウンターが強烈な威力を発揮するのです。パトのコンディションが上がってくるまでにそれを形にしてくれたらいいなぁ。

◎噛み合わない個性
ミランには個性あふれる選手が多くいます。
しかし現状ではその個性がぶつかり合い過ぎて全くチームプレーになっていません。今季のミランの得点はセットプレーか、エルシャーラウィの個人技か、こぼれ球に詰めたものがほとんどでしょう。綺麗に崩して獲った得点はほぼありません。
個性が強いために自分一人で何とかしようとする事が多く、周りをあまり信用していないためにそうなっているように見えます。それは攻撃だけでなく、守備に関しても言える事です。守備陣を信用していないから多くの選手がズルズル下がってしまっているようにしか私には見えません。
シウヴァやネスタの様な柱の選手が抜けてしまって、開幕から失点が多いために負のスパイラルが生まれてしまったのでしょう。選手達それぞれが勝ちたがっているからこそ生まれるものなんですけどね。昨年はつなぎ役に徹していたエマニュエルソンや、本来なら味方を上手く使えるはずのモントリーヴォ、気持ちの強いアバーテやボアテングにはそれが顕著に見えます。
これを打破するためには勝つ事しかありません。
勝利を義務づけられているチームが調子を落とすとよく起こる事ですが、どこのチームも勝ち続けることでこの状況を打破しています。ちょっと矛盾していますけどね。
今はとにかくどんな形であろうが勝ち続けなければいけません。そのためにミランに必要なのはちょっとした幸運だけなんです。その幸運が訪れるまではとにかく我慢です。


なかなか波に乗り切れないミランですが、彼らにはロッソネロの血が流れています。
その血には勝者のメンタリティのDNAが組み込まれているんです。
彼らは本当に心から勝ちたがっています。
だからこそファンは彼らを信じて待ちましょう。
逆境を跳ね返して戴冠した02-03や06-07のCLを思い出しましょう。
私はミランを信じています。

FORZA MILAN !!
FORZA MILANISTI !!