2012年7月アーカイブ

青天の霹靂

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チアゴシウバとイブラヒモビッチが6500万ユーロでPSGへの移籍が合意したようです。

チアゴシウバの移籍は痛すぎる。彼だけは残して欲しかった。
しかし、今後の彼に不安材料があったのも事実。

今回はこの移籍について考えてみたいと思います。

まずはイブラヒモビッチについて。
はっきり言ってズラタンはアッレグリのフットボールには合っていなかった。
ハードワークを全員に課す中でズラタンだけは特別扱いでした。
その中でも印象的なのは一昨季のミラノダービー。セカンドレグでズラタンは欠場していました。
そこには前線から全ての選手がハードワークをして、3-0という完ぺきな試合をするミランが
ありました。この時から疑問に思っていたもんです。
しかし、個人技術だけで得点してしまうズラタンは本当に化物でした。昨季の得点数が
それを物語っています。
ここは完全に損得勘定のみで動いた移籍と思われます。
2400万ユーロで獲得し、2年間活躍して2300万ユーロで放出。900万ユーロともいわれる年俸
も税金を入れると1800万ユーロになります。合計で4100万ユーロを手にしました。
もし、ミランがアッレグリでの長期政権を視野に入れているのであればこの放出は妥当でしょう。
彼を維持し続ける為にミランが負う代償は高過ぎます。技術面でも経済面でも。

私はアッレグリのフットボールは好きです。
彼の理想はおそらく全員がハードワークをし、フィニッシャーを固定しない流動的なものでしょう。
インサイドハーフ、トップ下、フォワードで点を獲る。もしかしたら来期の攻撃陣では、
パトやエルシャーラウィが大活躍するかもしれませんね。
ズラタンの放出は大きな賭けですが、現在のフットボールを進化させるためには必要な痛みなの
かもしれません。よって、個人的には楽観視しています。
しかも彼は在籍年数が少なすぎてミラニスタとは思っていませんし。


ただし、問題なのがチアゴシウバの放出です。
確かに、DFに4300万ユーロの値段がつく事は正気の沙汰とは思えません。
決して無視の出来ない金額でしょう。それでも放出は絶対にしてはいけません。
アッレグリのフットボールには不可欠でしたし、現世界最高のDFの一人でしょう。
そんな選手を金銭で放出するなんてミランではありません。絶対にあってはいけない事です。

ただ、彼に関して気になっていた事が一つ。昨季終盤での負傷です。
今まで負傷の少なかったチアゴが昨季は長い事戦列を離れていました。これがどうも気になって
いました。もしかしたら、カカのような慢性的な怪我になってしまっていたのでは・・・
昨季の負傷は筋肉トラブルでした。しかし、股関節の痛みも訴えていたようにおぼえています。
彼のプレーは超一流でした。しかしそれもコンスタントに試合に出れていればの話です。
来期も彼が怪我がちで出場機会が限られてくるようであれば、この放出は英断となりえるでしょう。
それでもこのクラスを放出することは、ミランというチームではあってはならない事ですが。
チアゴの放出は今季に直接的に響いてくるでしょう。チアゴとネスタという守備の核を失い、
ここ最近の中盤の守備の要であったファンボメルもいなくなったのは大きすぎます。
攻撃的な試合運びもこの3人がいたからこそ成立していました。
来期以降の守り方がイメージ出来ません。

チアゴシウバとイブラヒモビッチという主力の放出は、カルチョの世界に大きな衝撃を与えたでしょう。
世代交代?
経済的な理由?
どんな理由であっても代替えの選手獲得が決まっていない現状では、最悪な状況です。
移籍市場は来月末までオープンですが、具体的な話が出てくるまで不安です。

皆さんはこの二人の移籍についてどう思いますか?