2012年3月アーカイブ

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*サンシーロは最高の雰囲気!! 奴らを喰っちまおうゼ!!


相変わらずクルバスッドのミラニスタは最高ですね。ジョークのセンスが最高です(笑)同じスタジアムを使ってるもう一つのチームは、いつもひねりのないくだらないものが多いですが。
さてさて、相変わらずケガ人の多いミランですがアッレグリも前日会見で言っていたように、現有戦力で最高の試合をしてくれました。それについて少し書いてみます。

◎最高の雰囲気の中、最高の試合への入り方
ミランのバルサ対策は完ぺきでした。やはりアッレグリは最高の監督ですね。計算と違っていたのは開始早々に訪れたビックチャンスをいつものロビーニョが外した事。それにイブラが2本のチャンスを外してしまった事でしょう。これのうち1つでもものにしていれば・・・。
相手がバルセロナである事を考えると、様々な条件面でも有利であったサンシーロでは絶対に勝利しておきたかった所ですが、アウェイゴールを与えなかった所は最低限の結果でしょうか。
試合は開始早々全開で飛ばしていったミラン、対してバルセロナは慎重な入り方。ここで先制点を奪う事がアッレグリのゲームプランでしたでしょうが、それをロビーニョが潰してしまいました。外した瞬間にチームメイト全員が頭を抱えていた所を見ると、やはりこの時間のチャンスで点が取れない事が今後の展開に響く事を理解していたのでしょう。
今更ロビーニョに対して何も言う事はありませんが、やはりこういった試合ではパトが欲しかった・・・。特にミラン右サイドにはざるディフェンダーのプジョルがいたわけですから、パトならスピードでぶち抜けたでしょうし、パトなら決定的な所を外さなかったでしょう。非常に残念です。早く帰ってきて欲しいです。

◎バルセロナとの戦い方
今ではかなり浸透してきているバルセロナに対する守り方ですが、昨日はそれがしっかりできていました。大切なのはバイタルエリア手前ではプレスをかけずに(トップの一人とトップ下を除く)ゾーンで守る事を意識して、バイタルエリアにボールが進入してきたら一気に囲んでしまう。つまり、パス回しに対して多くのリアクションを取らずにDFラインをしっかり保つ事を常に意識して、ボールを奪う所では人数をかけて奪取する。リアクションを取らない事で陣形を保ち、勝負の場面では数的優位を保つ。これがこの試合では徹底できていました。ミランに優秀なDFが多い事が手伝って、多くのチャンスを潰していましたね。ミランらしい守り方でした。チアゴシウバの不在を感じさせない良い出来でしたね。
あと、この試合ではアントニーニとボネーラの出来が良かったのも良かったです。この2人はアッレグリ体制になって大きく成長しましたね。
しかし怖かったのはやはりメッシでした。ミランも良い守備をしていましたが彼には何回かぶち抜かれそうになりましたね。途中からキツいプレスから逃げて右サイドにポジションをずらしていましたが、そこへ行ってからは怖さはなかったです。彼が中央にいるとやっぱり怖いです。
もう一つは攻撃面。
バルセロナのウィークポイントは身長の低さ。ハイボールに滅法弱いです。中盤のケイタやピケ、プジョルなどハイボールに強い選手もいるにはいますが、ミランにはイブラ様がいます。この試合では徹底してイブラにハイボールを集めていました。そこからのこぼれ球をロビーニョやボアテングが狙い、何本かシュートチャンスが生まれていました。少し残念だったのは、フィードの上手い選手がことごとく試合に出れなかったたので(チアゴシウバ、アクイラーニ、出場停止中のファンボメル)、イブラに対して中々良いボールを放り込めませんでした。セカンドレグにはファンボメルが帰ってきますし、アクイラーニもコンディションが戻れば出れるでしょう。ここには期待して次節観てみたいと思います。それと前線からのプレスが効いてましたね。足元の弱いヴィクトールバルデスにボールが行くと、近場の出し所を全て抑えてフィードを蹴らせてミスを誘う。完全に狙っていました。その結果、前線でのボール奪取が増えて、それがチャンスにつながっていました。

◎ミランの体力切れ
しかし、ミランは前半30分で燃料切れを起こしていました。普段からこういうフットボールをしているチームではないため、スタミナが切れるのも早かった。だからこそ、開始早々のチャンスは外してはいけなかったのですが。もし、前半30分のプレーが90分出来たのであれば、結果はもっと良いものになっていたはずです。残念です。
体力切れを起こしてからは圧倒的にバルセロナペースの試合になっていました。多少ボールを持たせていた所もありましたが、運動量不足からチェイス出来なかったのも事実。しかしながら、これはしょうがないですね。普段から走り回っているわけではないので。
後半開始からまた戻る事を期待しましたが、それも出来ず。試合終了間際ではほとんどの選手が動く事もままならないほど疲労していました。特にこの試合で頑張っていたカピターノのアンブロジーニはかわいそうに思えるくらい疲労していました。しかし彼はこの試合では十分すぎるくらいの活躍をしていましたがね。


セカンドレグでも多くのケガ人は帰ってこれないでしょう。しかも場所はカンプノウ。かなり厳しい試合が予想されます。しかし、こういった条件を今まで幾度となく跳ね返してきたのがミランというチームです。それがミランのCLにおけるDNAといっても良いでしょう。
さぁ、正念場です。ここを抜けれれば決勝戦まで行ける可能性は高いです。

いい加減イタリアが馬鹿にされる現状をやめにしませんか?
俺たちが世界でも最もタイトルを獲っているチームの一つなんだ !!
FORZA MILAN !!

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*殿!! やり過ぎでござる(笑)

7年ぶりのレンツォ・バルベーラ(パレルモのホームスタジアム名)での勝利!
イタリア南部のチームは基本的にホームで負けないです。それが顕著なのがナポリとパレルモ。選手も戦術も変わるわけではないのですが、気合いが段違いです。それが南部男児なんでしょう。
そんな南部で完ぺきな試合をしたミラン。どこが良かったのかを書いてみます。

◎自信をつけたミラン
良く言われる事ですが、ミランはウディーネーゼでの逆転勝ちから変わりました。選手達にも長いトンネルを抜けた実感があったのでしょうか。その後のアーセナル戦では周知の通りの完ぺきな試合。私はこのアーセナル戦での内容が選手達に迷いを無くしたのだと思います。全員が犠牲を払えばこれだけの事が出来るという自信が生まれたのではないでしょうか。それ以降の試合ではグダグダした展開がほぼなくなり、選手たちはハードワークをしています。今年はコンディションが尻あがりに良くなるような調整をしているようなので、選手達のコンディションも良いのでしょう。ここ数試合ではケガ人の多さを感じさせません。
この試合でも選手達は試合開始から飛ばしていました。前線からプレスを掛けてスペースを無くし、パスミスを誘う。相手のパスミスからすばやく攻撃に展開。前線の選手の個人能力でゴール。特にこの試合のイブラヒモビッチは止まりませんでした。パレルモは終始もたついており、自陣バイタルエリアでのプレスも緩い。イブラには2~3人つけないと止まらないですね。ミランがパレルモ以上に勝利への渇望があったと言ったところでしょうか。プレーに迷いもなかったですし、これも自信の表れですね。素晴らしいゲームでした。
後半は省エネモードという事で(笑)

◎個人評価
ノチェリーノは古巣対決という事もあり、気合いが入っていました。いつも以上に動けていたように見えました。いつもは見せないようなハードタックルも見せ、まるでガットゥーゾのようでした。これで何かを掴んでくれればいいな。相変わらず対人守備は駄目でしたがね。
ムンタリは下手ですね。下手なりにがむしゃらにやってくれればいいのですが、疲れてくるとサボってしまう。但し、1点目はムンタリのチェイスからのこぼれ球からでした。これを1試合続けてくれればいいんですがね。ミドルも1本も枠に飛ばせず、ボールロストも多かった。あくまでもバックアッパーでしょうからしょうがないですが。
イブラとシウヴァは神様。
エマニュエルソンはいつも実況にロビーニョと呼ばれます(笑)

◎中盤の制圧の仕方
ミランと言えば中盤ですが、最近の良い試合をした時は必ず相手が中盤のプレスが緩い。アーセナル戦でもそうでしたね。これは相手の問題だと思っていたのですが、そうではなさそうですね。パレルモは中盤のプレスがキツいチームです。実際この試合でも最初はガツガツ来ていました。そこでミランは正確なパスワークをし、ボールを取られない。取られないからこそ相手がプレスをあきらめる。ポイントはここだと思います。
バルサの試合を見ていても途中でプレスをあきらめるチームが多い。あれだけプレスをかわされると、体力的にもきついしポジショニングもずれるために追い掛けることをやめてしまう。相手が折れたら試合は決まる。言葉で書くと簡単ですが、実際は隙を見せた瞬間にハードプレスが待っているので高度なテクニックが要求されます。しかしこれが出来ているチームは強い。
ミランはバルサ・レアル並みのボール回しは出来ませんが、かなりの高いレベルで出来ています。ケガ人が戻り、さらにテクニカルな選手が入った時にはまたクオリティが上がります。これがアッレグリの目指すものであると私は思います。

この試合、非常に難しい条件が揃った試合でしたが、完ぺきな試合をしてくれました。
ユーベが引き分けたため、延期分を勝利で消化したとしても、勝ち点は並びます。このままの調子を維持できれば、良い結果になる事でしょう。選手のコンディションも上がっているので今後も楽しみです。
今夜はCLのアーセナル戦。
ミランは逆転負けの歴史が多いですからね・・・。油断せずに戦って欲しい。

FORZA MILAN !!!