2012年2月アーカイブ

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*これを語らずして、この試合は語れませんね。この試合最初の問題で重大なミスである。


上の写真を見ていただきたい。これは得点シーンなのか、それともGKのファインセーブのシーンなのか。皆様に判断していただきたい。
この試合での審判の判断では「ノーゴール」でした。
これに対して私の意見は「ヒューマンエラーなので仕方がない」ですが、よりによってこういった特別な試合で起きるべき事故ではないと思います。本当に残念です。

◎両チームの思惑
立ち上がりは両チームとも慎重な姿勢でした。お互いに無理をせずに攻守両面に重点を置く、悪く言えば消極的な姿勢。ユーベはミランのファンボメルに対してターゲットを絞り、ボールを持った瞬間に2~3人がプレスをかける。より相手ゴールに近い位置でのカウンターを狙った戦術でした。
それに対してミランの狙いはピルロ。ピルロにはエマニュエルソンやFWの2人、それにムンタリ、ノチェリーノが気を配り、自由にプレーさせず、そこからのカウンター狙いでしょう。
3-5-2の布陣を敷いたユーベは中盤を厚くすることでミランの攻撃を防ごうとしていました。それに対してサイドを起点に攻撃を仕掛けるミラン。しかしユベントスの選手はクオリティが低く、パスミスが多く、前半はそこからチャンスが多く生まれていました。ミランが守備時に強くゾーンを意識して、スペースを埋め相手にプレーエリアを限定させたからこそ生まれたミスであり、チャンスにつながったと私は考えます。
後半に入るとユベントスは4バックに変更。より攻撃を意識した布陣に変更します。そこからはユーベの攻撃時間が長くなり、細かいミスも減ってきました。しかも、ミランはピルロを捕まえる事が出来なくなり、アッレグリの決断はエマニュエルソンを下げてアンブロジーニを投入。これはムンタリを1列上げてピルロにマークを付けて、相手のリズムを壊すことにありました。この対応はこの時点では正解だったと思います。もし、アッレグリが72分にこの対応をしていなければすぐにでも点を取られていた可能性がありました。ここからミランにも流れがきますがそれも続かない。そして84分にマトリの同点ゴールが生まれてしまいます。そして、守備的な交代をしたミランに追加点を取れる事はなくドローで試合終了。結果からみるとアンブロジーニの投入は、失点してしまった事により失敗になります。
しかし、この試合での両監督は最善の指揮を執ったと思いますし、ある意味思惑通りでしたでしょう。
審判のミスジャッジがそれを壊してしまいましたが・・・。

◎引き分けは妥当か?
私は引き分けという結果は妥当であると考えます。
ヒューマンエラーは起こりえることであり、それもフットボールの一部であります。しかし、それによって試合が壊れてしまったことも事実。ビデオ判定の議論がより一層進む事になるとは思いますが、私は必要ないと思っています。それよりも審判のレベルを高めてポジショニングを研究し、よりミスをなくす努力を進める事の方がフットボール的で、極めて自然な流れでしょう。ルールを変えてもそれはよりフットボールというスポーツから離れてしまう行為であると私は考えます。
ミラニスタとしてはこのミスには我慢ならない方も多いと思いますが、こういった事もフットボールの一部であると割り切りましょう。もう結果は変わりませんから。
こういった良い子ちゃん的な意見を書きながらも、トップの写真にあの写真を使うという事は、実は私も本当のところは勝ち点を奪われたと思ってるのかな(笑)

◎荒れてしまった試合
この試合では数々の暴力が問題になりました。実際に処分を受けたのはボリエッロに対してボディブローを打ったメクセス(3試合出場停止)のみでした。その他にも、ユーベゴール前での小競り合い中に体を抑えつけた、リヒトシュタイナーに対してひじ打ちやらなんやらを喰らわせたムンタリ。お互い様なピルロとファンボメルの小競り合い。ハーフタイム中に審判に対して恫喝したと言われているガッリアーニ。ハーフタイムと試合後の両選手達の言い争い。などなど。
これはこの試合が重要なものである事を示していると共に、ジャッジへの不満の表れでしょう。気持ちはわかります。これがスクデットに影響を与えるかもしれないですからね。
しかし、選手達の暴力行為は良くないですね。我々が見たいのは喧嘩ではなく、よりスペクタクルなカルチョですから。選手達には大いに反省してもらいたいです。
あとユーベの監督のコンテ。おまえは言ってる事に矛盾が多すぎる。審判に対して文句言うならこの試合でもそれなりの対応をすればいいじゃないか。それをしないなら黙っとけ。おまえはシャビと同じくらいおしゃべりが過ぎるぞ。


色々ともやもやする事が多いですが割り切りましょう。結果は変わりません。現時点でミランが1位である事実も変わりませんから。それよりも来週はアウェイでのパレルモ戦。アウェイでパレルモにはここ7年くらい勝利がありません。ケガ人が帰ってきて、この試合の不満をパレルモ戦で爆発させて欲しいですね!

くそー!!
今季は絶対にスクデット獲ってくれ!!!

FORZA MILAN !!!!
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*初出場、初得点のムンタリ。前半は良かったですね。早くミランに合ったプレーをおぼえて欲しいです。アッレグリは使いやすいタイプかも。

CLで良い試合をした後のリーグ戦。メンバーをかなり落としての試合だったので、不安感満載な観戦でしたが開けてみればなかなかの良い試合。ムンタリ・エマニュエルソンがミランでのリーグ戦初得点。エマニュエルソンは遅すぎるぐらいですが・・・。
この試合でミランの良かった所を重点的に書いてみたいと思います。

完ぺきな前半
CL後のミランといえば、疲れのためなのか気が抜けてるのか気合いの入らない試合が多い。そんな心配をよそに完ぺきな立ち上がりでした。前線から積極的なプレスをかけて、中盤もチェックが早い。攻守の切り替え(トランジション)も早くチェゼーナにまともにボールを持たせることはほぼありませんでした。次第にチェゼーナはゴール前に固まりだし、ミランの攻撃が延々と続く。カウンターの起点もほぼ潰しており、チェゼーナはノーチャンスでした。全体的に良く動けていたためにスペースを作れて、パスの出し所を多く作り出せていたので、楽に相手ゴール前までボールを運べていました。
先制点をあげたのが29分。この時間までチェゼーナの守備陣を崩せないままでしたが、いつか点が入るだろうと安心して観ていられました。こんなに積極的に走るミランを見るのは久しぶりでしたが、新加入のムンタリや出場機会の少ないマキシや、調子の上がっているロビーニョが元気いっぱい。とても良いスピリットで試合に臨めていましたね。
後半に入るとミランの運動量は落ちましたが、2点取った後なのでそれも余裕の表れでしょうか。ピッチを広く使ってのポゼッションを意識したパス回しで省エネ運転。アッレグリは不満でしょうが、見ていて安心していました。後半の出来は悪かったですが、厳しい日程の中では手を抜くのも大事。相手の怖い2トップ(ムトゥ・イアキンタ)に試合を通じて何もさせなかったのは良かったです。
前半で試合を決めれたことでミランらしい試合運びが出来ましたね。

アフリカンらしい選手
皆さん気になるムンタリですが、アフリカンらしい運動量のある選手でした。左インサイドハーフでの出場で足元の技術不足が気になりましたが、パスの意識は常に縦に入れていた所は良かった。ミスを恐れてサイドに逃げない所は評価出来ます。パスを縦に入れることで、トップの選手にボールが渡る時間が早く、テンポの速い試合展開にする事が出来ていました。普段のミランには少ない展開ですので、自然と緩急の付いた攻撃になっていました。サイドチェンジを積極的に入れていたのも良かったです。キック力もあるのですばやいサイドチェンジは良い展開を何度か作っていました。
ただし、今回は相手がチェゼーナだったから出来たことで、相手がビッククラブになるとまた違った展開になりそう。パス技術とキープが下手そうなので、狙われると厳しいかも。これも今後の試合を見てみないとまだまだわかりませんね。後半は運動量が落ち、試合から消えてましたが、まぁ試合展開的にある程度はしょうがないかな。後、ミドルシュートが適当過ぎて見るに堪えなかったです。
初戦にしては合格点でしたが、今後レギュラーになるにはちょっと厳しいかも。途中出場からのプレス要員としては良いですね。成長に期待しましょう。

エマニュエルソンの開花
ゴールを入れた時はエマニュエルソンなのかロビーニョなのかわからなかったですが、素晴らしいミドルを突き刺していました。なぜかロビーニョが大喜びをしていたので紛らわしかったです。ただでさえ似ているのに。手柄を横取りしようと思ったのかな(笑)
しかしここ最近のエマニュエルソンは良いですね。もともとサボらない性格で運動量が多く、テクニックもあるのでアッレグリの好きなタイプらしく良く使われていましたが、最近ではトップ下でも結果を出し始めてきました。ボアテングほどのダイナミズムはないにしても、テクニックを活かしたキープ力とドリブルでボールを前線に運べる選手です。インサイドハーフの動き方もおぼえてメキメキ成長してますね。本人曰く、毎試合違った事をアッレグリに要求されるらしく、それが成長につながっているのでしょう。
彼はtwitterもやっており(@Urby28)色々な写真を上げてくれたり、情報を出してくれるので一部では「特派員」とも呼ばれています。ファンともtwitterで交流したりするので身近に感じられる良い選手です。今後もさらなる成長を期待したい選手です。


厳しい日程の中、絶対に落とせない試合をしっかり勝ち切ってくれたのは嬉しいですね。
来週はいよいよユベントスとの天王山。1週間の休みがあるのでしっかりと良い状態で試合に臨んでほしい所です。現在の調子が維持できれば、良い結果を出せると私は信じています。
来週は皆で応援して絶対にミランを勝たせましょう!!

FORZA MILAN !!
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*このドヤ顔(爆笑)


ミランのCLでのプレミア勢との試合に良いイメージを持ってる人はあまりいないと思います。
私もそうです。基本的にミランとはフットボールの相性が悪すぎますからね。中盤でのポゼッション争いをフィジカルごり押しで制してくるプレミアは好きではないですね。
しかし、予想を大きく覆す結果となりました。
これはミランが良かったのか、アーセナルが悪かったのか。そこについて書いてみましょう。

◎ベンゲルは何がしたかったのか?
この試合、ミランにとって相性の悪い相手と思われたアーセナルですが、全く良い所がなかったです。中盤のプレスはない。ゴール前を固めるでもない。フォアチェック(前線からのプレス)をしてくるでもない。ズラタンに対してマークを厳しくすることもない。
厳しい言い方ですが、はっきり言ってベンゲルはセリエBの監督にも劣る位の采配でした。
ミランの事をなにも研究していないし、無策で臨んできたのかと思えるほどでした。セリエでは常識的な戦略すら持っていないようです。今までは選手の個人能力に頼っていただけなのでしょうか?
少し言い過ぎかもしれませんが、それくらい酷い試合でした。
アーセナルはサイドからの攻撃を狙っていたのは見ていてわかりました。守りきってからのカウンターですばやいサイド攻撃をしたかったんでしょう。しかし、それに対してアッレグリはサイドバックをマンマークでつけ、インサイドハーフに出し手をチェックさせる事で対処してしまいました。アーセナルはDFラインを高めに取ることでイブラのポストとロビーニョの抜け出しを無くそうとしたのでしょう。それに対して、イブラは下がってボールをさばき、ラインブレイク(オフサイドラインをギリギリで突破する)を狙う事であっさり突破してしまいました。ロビーニョは前線でプレスを積極的に掛けることで相手のDFラインを下げさせ、カウンターの目を潰しました。はたまた、ファンぺルシ―の個人能力に頼ったゴールにも期待したのでしょう。しかし、そこにはチアゴシウバがいました。展開次第でアーセナルにもチャンスはあったでしょう。ファンぺルシ―は終始怖い存在でしたし。後半から選手交代はしていましたがあまり効果的ではありませんでした。サイドを捨てて中央からチャンスメイクしたかったのでしょうが、速いリズムでのカウンターもなく怖さはありませんでした。アンリとファンぺルシ―の2人に攻撃を任せて、周りがそれについていけていないみたいでしたね。それにしてもベンゲルはミランを研究しなさ過ぎましたね。

◎プレミアの周落とセリエの戦術
戦術家で有名なモウリーニョでさえイタリアに来た時は苦労していました。カルチョーポリによって戦力が落ちたクラブ相手などに選手の個人能力で勝っていましたが、プロビンチャ(中位以下のスモールクラブ)にあっさりやられたりしてもいました。セリエの監督には百戦錬磨の狸が腐るほどいるのです。
プレミアは一時的にリッチになり、大勢の優秀な外国人選手が入ってきました。お金がなくなり、優秀な選手達の加入がない現在では、自国選手の育成をどうにかしないといずれブンデスリーガに抜かれるでしょう。最近のイングランド代表が全てをあらわしてますしね。
と言っても、もちろんプレミアにも優れた監督は大勢います。しかし、マネーゲームで選手補強を繰り返し、戦術を個人能力で凌駕し続けてしまっていたツケが来ていると思います。カルチョーポリ後のセリエもそんな時期がありましたし。
その中でも異色と言われるアーセナルだからこそ今回の対戦は怖かったのですがね。しかし今季はリーグもパッとしていないようですし、ミランにとっては良い時期にあたりましたね。これまでつらつらと書いてきましたが、ただ単にチーム状態が悪かっただけなのかもしれませんね。まぁそんな時でも大事な試合があるのがフットボールなんですが・・・。

◎MOM
今回の試合、ミランで一番良かったのはロビーニョだと思います。
前線でのプレスは2人分位していましたし、珍しくドッピエッタ(2得点)してましたしね。この試合でのロビーニョは本当に良かった。まるで別人でしたね。彼の良さが多いに出た内容でした。ドリブルの仕掛けもあれだけスペースを与えてくれると簡単そうですね。彼はプレミアリーグがあってるのかもしれませんね。プレミアに行ったら幸せになれるかもね。プレミアに行けばいいのに。この試合を見てどっか買ってくれないかな。


ボアテングの復帰がミランのフットボールに大きな変化を与えました。
今まで、ミランの問題はボアテングの復帰で解決するのでは?と思っていましたが、まさにその通りでしたね。プリンス最高です。

まだまだ日程的に厳しい時期は続きます。
この勝利に気を抜かずに応援を続けましょう。

FORZA MILAN !!
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*思いが届いた!!

前回のブログでエルシャーラウィーとマキシの2人に期待しようと書いてみたら、まさにその通りの試合になりました。書いてみるもんですね(笑)
フリウリ(ウディネーゼのホームスタジアム)では今季無敗であったウディネ。そこで得た勝ち点3はとても大きな勝ち点になりました。今季のミランは上位陣から勝ち点3を取っていなかったので、3位(現在4位)のウディネーゼアウェイ戦での3ポイントは、今季のスクデットレースに大きな存在感を残しました。

◎予想と結果
ウディネーゼは今セリエで猛威をふるっている3-6-1の布陣。3バックで2トップをマークして、サイド攻撃は中盤のサイドに位置するウィングバックが攻守ともに走り回る。センターからの攻撃は3ボランチが徹底的にスペースを消し、1トップとトップ下の2人とボランチの1人がメインのカウンターで点を取る。守備が堅く、中盤でのスペースを徹底的に消すため、中央突破を仕掛けてくるチームには絶大なる効力を発揮する。・・・つまり、ミランに滅法強い布陣。これは苦戦が予想できます。
ミランには本来テクニカルな選手が中盤に多いため、この布陣を敷かれても中盤でパスを回して強引に中央から崩します。しかし、現在はそのほとんどの選手が怪我や出場停止の為いません。この試合に必要な事は、サイドの制圧と中盤でボールを失わない事です。
サイド攻撃を仕掛けると相手は5バックの布陣になります。しかし、そのサイドの裏のスペースを取れると3バックは途端にもろくなります。マンマークではなくゾーンで守る事が多いため、マークのズレが起きやすいからです。ミランの獲った2点はやはりこのケースから生まれましたね。
中盤でボールを失うと高速カウンターから即失点につながります。相手はイスラとディナターレという足が速くテクニカルな選手を置いているので、少ないパスで一気にチャンスを作られます。ミランの失点はこのパターンが圧倒的に多く、今回もこれでやられました。

◎ゲームプラン通りだったのはウディネーゼ
ウディネーゼのやりたいように試合は進んでいました。ミランの両サイドはきっちりマンマークをつかれて、ボールをミランに持たせることでカウンターの機会を狙う。中盤の主導権は完全にウディネーゼのものでした。しかも、前半にプラン通りにカウンターから先制点を奪い、前掛かりになってくるミランから何度もカウンターでの得点チャンスを作りました。正直、ここまで完ぺきにやられると、流石の私もあきらめムードになっていました(笑)
しかし、何度もチャンスを作るが最後の所でミスが多く、追加点を奪えなかった所がウディネーゼの唯一の誤算でしょう。70分までに2点目を入れられていれば試合は決まっていたと思います。
ミランは失点後からカウンターを受けることを承知の上で、両サイドバックが高い位置にポジショニングし、チアゴやメクセスが攻め上がる事で攻撃に厚みを持たせます。失点も覚悟の上で勇気をもって攻めていました。これが功を奏しました。
流石は百戦錬磨のセリエの雄と言ったところですかね。

◎ミランになかったリズムを持ったマキシ
マキシが投入されてからミランのリズムに変化が起こります。今までになかったポストプレーが生まれ始めたのです。これによりウディネーゼはより中央に選手が固まります。そこでサイド攻撃が生きてくるのです。1点目は左サイドからで、2点目は右サイドから。75分を過ぎてからやっとミランのプランが生きてきます。マキシのポストプレーはかなり良かったですね、周りの選手もやりやすそうでした。
この日も大活躍だったエルシャーラウィともマキシは相性が良さそうです。彼はイブラとも上手くやれそうですしね。2トップはイブラとエルシャーラウィで決まりで良いと思います。マキシとパトはアクセントとして必要ですし、カッサーノが帰ってきたらアッレグリには嬉しい悲鳴でしょう。
もう書くのも嫌なんですがロビーニョは本当に見たくない。ポジショニングがエルシャーラウィとかぶって、彼のチャンスを何回も潰していましたし、視野が狭い事が改めてわかりました。中央でボールを受けてもボールロストが多く、アイデアもありません。エルシャーラウィに目処が付いた以上、ケガ人が戻ったらバックアップで頑張ってもらいましょう。


この試合は本当につらい試合でした。
我慢に我慢を重ねて、やっとの思いで掴んだ勝利でした。試合後に円陣を組んでいる選手達を見ていると、本当につらかったんだなぁと再確認させられました。ここ3試合勝ちがなく、内容も悪かったミランにとってこの勝利は大きな1勝になりました。

明日はついにCLです。
イブラとファンボメルが出れる。パト、ボアテングもベンチに入れそう。やっとメンバーが帰ってきました。怪我明けの選手には大きな期待は出来ないですが、途中出場から何かを見せて欲しいです。

やっと、

やっと、

やっと、ミランの試合が見れそうです。

ALE ALE ALE MILAN ALE !!
FORZA LOTTA VINCERAI
NON TI LASCEREMO MAI  !!

(行け 行け 行け ミラン 行け!!
頑張れ 負けるな 勝つんだ
お前らには俺らがついてるぞ!!)

FORZA MILAN !!
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*やっちまったよ・・・

ラツィオ戦に続き難しい試合の続くミラン。この試合ではホームで引き分けました。この勝ち点1に思う事は人それぞれでしょう。私の考えでは「まぁしょうがないか・・・」といった所です。それを踏まえて少し考えてみます。

◎試合への入り方の差
ナポリは完全に守備を固めてのカウンター狙いでした。自陣でバランス良く配置された選手達を見て、「ナポリは迷いがない」という印象を受けました。やってる事がとてもシンプルでしたしね。それに対してミランは相手の組織されたプレスをかいくぐりながら前線にボールを運び、守備のほつれを狙いつつ個人技の高さによるこじ開けを狙います。エマニュエルソンとセードルフをスタメンにしたのは、相手陣内に入ってプレー出来る選手が欲しかったからでしょう。とてもわかりやすく現在の状態では最善の解決策であったと思います。しかし当然ミランの方が迷いの生まれやすいフットボールになります。その差がこの試合では顕著に表れていましたね。アッレグリはベストメンバーをチョイス出来る状態になく、ナポリはベストメンバーでした。その差も迷いに通じるでしょう。
こういった条件の中でミランにとってあまり相性の良くないフットボールをするナポリ相手に引き分けはまぁまぁ妥当と言えると思います。だってケガ人多いししょうがないですよね。後半途中の苦しくなる時間帯で大黒柱のイブラも退場してしまったわけですし、それでも人数の差を感じさせない試合で終わらせたのはポジティブな事でもあると思います。
前半のチャンスでロビーニョが決めてればなぁ・・・。

◎メッキのはがれたお調子もの
ロビーニョは正直もう見たくないです。以前ブログに書いたと思いますが、私は今冬にテべスが来て夏にロビーニョが出ていくというシナリオを期待していたのですがそうはなりませんでした。レンタル以外ではリスクも高いですし、何よりテべスは年俸も高額なために冒険するには厳しい選手です。しかしロビーニョと同じ特性を持ち、決定力も持ち合わせているテべスが入る事が今のミランの問題に対する解決策になると思いました。フロントもそうでしょう。
今のミランの問題はズラタン以外のストライカーの決定力と、前線での機動力にあると思います。それの解決策がエマニュエルソンでもセードルフでもないという結果がもう出ています。ロビーニョはそれに近いですがあの決定力では必要ありません。バイエルンのスカウトをやっている見知らぬブラジル人にも「並みの選手」と言われてましたしね(苦笑)
正直、これ以上ロビーニョを使うのであればエルシャーラウィを使い続けて育てて欲しいです。彼の現在の問題はポジショニングに関する事だと思いますので、試合に出続けて周りの動きを把握することが一番成長につながると思いますし。イブラの出場停止が2~3試合になりそうなので(現在は3試合でミランは上訴する予定)このチャンスでエルシャーラウィ―の奮起に期待したいですね。

◎急造チームの真価が問われる2~3試合
ここから先イブラが数試合抜けます。コッパイタリアとCLには出れるのでそちらに専念してもらいましょう。問題なのはウディネーゼ、チェゼーナ、ユベントスと続くレガカルチョの3試合です。特にユベントス戦で出れないとなるとかなりきついです。ここは出来れば2勝1分け、最低でも1勝2分けで行きたい所。攻撃の軸が抜けてどれだけの勝ち点が獲れるかが問題です。そもそも点が獲れるのでしょうか?
まず間違いないのはマキシロペスの起用でしょう。そもそも彼はイブラの代役も出来るという事で獲得された選手です。本人はミランに移籍してきてモチベーションは高いでしょうから、何かしてくれるのを期待しましょう。多くのミラニスティが彼に期待してないと思われるので、この厳しいチーム状況で何かをもたらす事が出来れば、彼はアイドルになる事が出来るでしょう。しかし、2~3年で全部の顔ぶれが変わっている中盤~前線のメンバーでは個人技に期待するしかないでしょうし、それにマキシが応えられるかは未知数ですね。マキシとエルシャーラウィの奮起に期待しましょう。


最近のミランは4-3-1-2と言いながらのクリスマスツリー型4-3-2-1でゲームをしている事が多いので、1にマキシ、2にエルシャーラウィとエマニュエルソン、3にノチェリーノ、ファンボメル(ウディネーゼ戦は累積警告による出場停止)、アンブロジーニorセードルフになると思います。それに復帰するケガ人や新加入のムンタリ(現在アフリカネーションズカップにガーナ代表として出場中。現在ベスト4進出中)を加えて上手くやりくりして欲しいです。
クリスマスツリーは守備的な布陣ですので、派手な得点数には期待しませんが堅実に勝ち点を拾って欲しいです。
2月の山場をこんな状態で迎えるのはきついですがそれも試練。スクデットへ向けて新加入選手の奮起に期待しましょう!!!

Forza Milan !!!

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*ロンバルディア州は雪が凄いようですね。ミラネッロもこの有様です。
さてこれは誰でしょう?(笑)

先週末には良い試合をしたのにこのミッドウィークはまるで別チーム・・・
勝負の2月を開始からこけてしまいました。
・・・辛いですがこの試合を少し分析してみます。

◎慎重に入りすぎたか・・・
試合開始直後、普段なら先制点を狙うためエンジン全開になる所なんですが、この試合でのミランはかなり慎重に入ってましたね。両サイドはあまり高い位置にポジショニングせずにかなり守備を意識していましたし、イブラも低い位置でフィルターとゲームメイクを意識していたようでしたし、ディフェンスラインも低めでラツィオのカウンターを極端に警戒していたようでした。全てが守備的→消極的になってましたね。試合の入り方を間違えたのがこの試合のすべてだったような気がします。
後半は大分持ち直していましたがそれでも時すでに遅し。シュートチャンスも活かす事が出来ず、ツキがなかったです。66分にセードルフとエマニュエルソンを投入して中盤に厚みを持たせてゲームを支配しようとしましたが、攻め疲れた所を守りきったラツィオがミランのミスを見逃さずに先制。さらに駄目押しを喰らい試合を決められました。いつもはミランがこういった試合運びをするはずなのに、今回はやられてしまいましたね。数少ないミスを見逃さなかったラツィオの方がしっかりとしたメンタリティで試合に臨んでいました。
ラツィオに負けたのは随分久しぶりな気がしますわ・・・orz

◎機能しづらい両サイド
この試合も左メスバー・右アバーテでしたが、カリアリ戦に比べると機能してませんでした。両サイド共にビルドアップには良く絡んでいましたが、敵陣深い位置でのプレイにアイデアがなくチャンスにつながりませんでした。特にクロスを上げる事の多かったメスバーは、クロスを上げる体制になってもエリア内に受け手の準備が整っていない事が多く、1~2人がいてもしっかりマークされている状態でどこに上げていいかが分からず、とりあえずGKめがけて上げちまえ的なクロスが多かったです。チームに合流して間もない選手なので仕方がないですがね。アバーテがクロスを上げる時はゴール前に選手が揃っている事が多いが、ラツィオの守備対応がしっかり出来ていた為にわかりやすいチャンスにはなりませんでしたね。
ここら辺の問題を解決するのに一番手っ取り早いのはボアテングの復帰を待つ事です。しかしそれ以外の選手達にもタイミングを図った飛び込みをおぼえて欲しいものです。左サイドにボールがある時は、ノチェリーノもメスバーのフォローだけでなく中央からニアサイドに飛び込んでみたり、ロビーニョももっとゴール前に突っ込んで欲しいです。イブラはファーサイドでの競り合いとマークを引きつけるデコイの役割が出来ているのでそれ以外の選手達の問題ですね。これらももう少しチーム練習を繰り返せば少しはまともになってくるとは思いますが。・・・いや、そう思いたいですね。

◎主審にモノ申す!
この試合の主審はダマトさんでしたが、今シーズンはオリンピコでのローマ戦に続き2試合目のミラン戦でした。ローマ戦の時も無駄に多くのイエローカードを出したり、途中交代後ベンチに戻ったボアテングに意味不明なレッドカードを出したりと、とにかくレフェリングにブレがあり過ぎます!!
この試合でも明らかなディアスのハンドでいったんPKスポットを指して笛吹いたのに、線審がエルシャーラウィーのハンドを主張して判定を翻したり、タックルなどのファールに関しても基準がブレていました。ハンドに関しては自分の方が近くで見ていたにも関わらずに線審の言う事を聞くとはどういう事なんですか?!
負けた試合で主審の批判はカッコ悪いですが、この試合でも酷かったですね。もう少し勉強して欲しいです。


ユーベの試合が大雪で順延になりましたが、この結果はキツイですね。ホームで引き分けていただけにこの試合は勝ちたかった・・・。ユベンティーノのニヤニヤした顔が目に浮かびますわ(怒)
しかも、ウディネーゼも勝った為にポイント差も2ポイントまで詰められてますし・・・orz
でもアッレグリも言っているように、この敗戦から得たものを無駄にしないようにチームに再度喝を入れてもらい、気を取り直してナポリ戦を応援しましょう!!!

FORZA MILAN !!!


20120129
*この試合で大きな存在感を見せた新加入選手のメスバー。今後に大きな期待!

とうとう折り返しに入ったセリエ。この試合は昨年末にも試合をしたカリアリとの対戦です。この試合で私が気になったポイントを3つ書いてみたいと思います。

◎大当たり!?左サイドバックの補強
ミランではマルディーニ・ヤンクロフスキー以来、シーズンを通して安定感のある左サイドバックは出現しませんでした。アントニーニはロナウジーニョが居たときこそその攻撃的なプレースタイルがハマってましたが、守備面やゴールに直結する部分で大きな不安があり、アッレグリにはあまり信頼されていないようでした。そこで新加入した27歳のアルジェリア人、ジャメル・メスバーはミランに来てたった2試合でアッレグリの信頼とチームメイトの信頼を勝ち取ったように見えました。この試合ではカリアリが中央からのカウンターを主な戦術としているので左サイドをあまり突いてこなかった事もありますが、守備でも攻撃でもとても安定感をみせていました。サイドバックの基本である守備から入る攻撃参加がしっかり出来ていましたし、豊富な運動量で試合を通して常に左サイドで存在感を出していました。試合開始直後では積極的に前線に顔を出してもパスをもらえないシーンがよく見られましたが、試合が進むにつれよく使われるようになり、終わってみればパス成功率はチーム3位の40本。2位のネスタとも1本差と常に試合に関わっていました。シュート本数もチーム1位タイの2本でかなりの積極性を見せていました。この試合では1対1の守備や、ゴール前での選手の受け渡し等を含めた守備はあまり見る機会がなく、そこはまだアバーテの方が信頼出来ます。しかし、数回見せた守備では対人の強さも見せ、スペースを埋める動きもそつなくこなしていたのでチアゴの相方には合格点でしょう。世界一のセンターバックに今後も守備を教われば素晴らしい選手になる可能性を秘めていると思われます。
たった2試合でこの評価はつけ過ぎかもしれませんが、長年の懸案事項であった左サイドバックでこのクオリティのプレーを見せてくれたのが本当に嬉しかったので褒めちぎりました(笑)今後は守備に追われる事の多くなるビッククラブとの対戦でのプレーを見て再評価をしたいと思います。しかし今季の左サイドバックのプレーの中では間違いなく1番の出来であった事は間違いないです。

◎大量得点の匂いが♪
メスバーのパフォーマンスを見て今回のようなプレーを安定して出来るのであれば攻撃面での大きな飛躍が見込めます。それは左右・中央とすべての位置から様々な攻撃パターンが構築出来るという事です。最近まではFWの片方が左サイドに流れて攻撃を組み立てる事が多く中央が手薄になりやすかったのですが、積極的にドリブル突破を試みるサイドバックが入った事で相手のDFが的を絞りきれずに左右に開いてしまう現象が起きます。この試合でも左右のサイドバックが常に非常に高い位置にポジショニングしており、中央のファンボメルがボールを持ったときに相手のDFが左右に大きく開いてしまい、中央のイブラへのマークが手薄になり(といっても2枚ついてますが)イブラへロングボールを当ててからの落としをノチェリーノがゴールを決めるといったシーンが見れました。これは相手が両サイドに気を取られたから生まれたゴールであると思います。今後様々な攻撃パターンが見れると思われるのでこれは楽しそうですね。もちろん超人イブラヒモビッチが居るからこそなんですが。

◎日に日に成長する若手
皆さん気になるエルシャーラウィですが、この日も後半62分からの途中出場で印象を残してくれました。ロビーニョの後に出てきた事もあり、前線での運動量という面では少し物足りなかったですがFWとしてのゴール前でのポジショニングでは非凡なものを見せていました。私は見ていてパトのような印象を受けました。必ず危険なところにいますし、シュートもアイデアがある。パトほどの圧倒的なゴール感覚はないにしてもまだまだこれから成長を見せてくれそうに思いました。
彼ら二人にいえる事ですが、今後はDFラインとの駆け引きをもう少し覚えて行って欲しいと思います。ラインに張り続けるのではなく、引いてボールさばきに絡みながら隙を見てのラインブレイクなどの上下動でもう少し効果的な動きが欲しいです。イブラが引いているときはなるべく近くでプレーする事を考えてイブラからパスを引き出したり、イブラが前線に張っているときはサイドから突っ込む事でDFラインのギャップを狙うなどといった戦術眼がついてくるとゴール数も増えてくるでしょう。エルシャーラウィーに関しては相手に囲まれた状態でもパスを出せる能力もあるため、今後はトップ下での動き方も徐々に勉強していって欲しいです。分かりやすくいうと香川のやっているプレーですね。


冬の補強を終えて、また新しい進化を感じさせてくれたミラン。けが人が多く、特に中盤は人材が不足気味でエマニュエルソンやセードルフ、それに新加入した選手たちがうまくフォローしてくれなければこの厳しい日程の2月は越せないでしょう。今シーズンの最大の山場である2月をうまく乗り切るためには良いスタート切ったように見えましたので今後も期待しましょう。

FORZA MILAN !!!