2011年8月アーカイブ

前回からの更新をする間にかなりの動きがありましたね。
まずはそれをまとめてみましょう。

1、アクイラーニが加入。
2、フラミニが前十字靱帯断裂の為に約5カ月間の長期離脱。
3、開幕戦がストライキの為延期。
4、CLのリーグ抽選結果が出る。

フラミニの代役はいるかいないか微妙ですね。プリマからの選手で間に合わせそうな気もします。
アクイラーニも獲りましたしね。但し、ガットゥーゾの後任探しという面ではお買い得な選手がいれば
補強するかもしれませんね。
しかし、アクイラーニの加入時にガッリアーニとアッレグリは終了宣言してしまいました(笑)

後出しじゃんけん的になってしまいましたが続けます・・・

DFについて。
ここには2人の選手を獲得しています。タイウォとメクセスです。
これにより、
左サイドがタイウォ、ザンブロッタ、アントニーニ、(オッド、ボネーラ)
センターがチアゴ・シウバ、ネスタ、メクセス、イェペス、ボネーラ。
右サイドがアバーテ、ザンブロッタ、オッド、(ボネーラ)。
こうみると枚数は足りてますね。後は強度の問題です。

左サイドに関しては随分前からの補強ポイントでした。ヤンクロフスキがレギュラーだった頃から
言われていましたね。長友がインテルに行った時には残念に思ったもんです。しかし彼は守備の
戦術理解度に少々難があった為昨冬の時点ではまだ未知数ではありました。ただそれを補える
ほどの走力がある事も確かですが。
タイウォに関してもまだ未知数ですね。但し、あれほどのクオリティを持ってる選手を移籍金なしで
手に入れる事が出来たのは大きかったと思います。年俸は若干高いですが、税金の面を考えると
かなりお得になります。
メクセスはほぼ完成された選手です。大きな成長は見込めないかもしれませんが弱点を補って
いくような成長は見込めるでしょう。移籍金に関してはタイウォと同じ事が言えます。
メクセスに関してはネスタの後釜へのつなぎに考えているでしょう。シウバクラスの選手を引き当て
るまでのつなぎですね。

どこのポジションにも言える事ですが、枚数は確保した。後は上手くシーズンを通して選手がフィット
するか様子を見てみよう。という感じですかね。アッレグリの手腕と選手の頑張りに期待しましょ。

最後にGKです。
ここにはアッビアーティ、アメリア、ローマがいます。登録上ではミスキェヴィッチという22歳の選手も
いますね。枚数は足りています。
アッビアーティは34歳という年齢ですのでいつまで現在のパフォーマンスが続くかわかりません。
しかし、アメリアというサブにしておくにはもったいない選手もいますので大丈夫そうですね。
アッビアーティのパフォーマンスが安定していれば補強は大分先の話でしょう。
それに、このポジションに即戦力を補強しようとしても市場にはほぼ出てきません。それこそ金に
物を言わせないと難しいでしょう。

番外編でコーチ、メディコ編。
コーチ陣に関しては長年ミランで働いている人たちが多く優秀な人材であると思います。メディコも
近年ミランラボスタッフの入れ替えがあり、選手寿命の延命に関しては最近問題を感じなくなって
きました。マッサージ師に日本人の遠藤さんがいるのは有名な話ですが、彼曰くかなり選手の信頼
を勝ちとっているようなので問題ないでしょう。
アッレグリに関してはまだまだ全幅の信頼を置くには早いかもしれませんが昨シーズンに十分な
結果を残したことで経営陣からも信頼されている事でしょう。しかし、ミランというチームはCLで結果
を残せないとどうなるかわかりません。
今回のCLではグループリーグでバルセロナ、ミラン、BATEボリゾフ、プルゼニと2強2弱の
グループに入る事が出来たので、よっぽどの事がない限りトーナメント進出は間違いなさそうです。
今年の目標はベスト8位に設定されると思われるのでそれをクリア出来るかが鍵でしょう。
昨年のデルビーで見せた完ぺきなフットボールがCLで出来れば組み合わせ次第では行けそう
ですしね。CLに関してはまだまだアッレグリが学ぶべき所は多そうです。

こんな所で私的総括。
選手、コーチ陣に関しては満足のいくレベルでしょう。近年では最高クラスかもしれません。
ただ、CLで勝ち進めば勝ち進むほど選手層に不安が出てくるのも事実。もちろんCLで結果を
残してほしいですがそれにはまだ早いかも。もっと勢いのある若手が増えてからでしょうね。
確実にミランは若返っています。しかし、世界的にブレイクしそうな若手が少ない。
今年の目標は、スクデット+CL8強+コッパ優勝争い、こんなとこでしょうか。

ちょっと低い目標ですかね(笑)


さてさて、先日の続きです。

先日には現在までに決まっている新加入選手のおさらいをしてみました。
今回は現有戦力を含めてどこのポジションでどの役割の選手が足りないのか考えてみます。
あくまでも私の私見ですので異論はあると思いますが一つの考え方として見てみて下さい。

まずはFW。
現在、成長期待枠とは別の即戦力が5人います。
ズラタン、パト、カッサーノ、ロビーニョ、インザーギ。それぞれ個性の違う素晴らしいバランス
であると思います。
ズラタンはポストプレーヤー。
パトはストライカー。
カッサーノはチャンスメイクの出来るセカンドトップ。
ロビーニョはフリーランを繰り返すことで周りも自分もチャンスメイク出来る選手。
インザーギはゴール前で決定的な仕事をこなす点取り屋タイプ。

要はズラタンが絶対的なスタメン。後は相手や体調によって選手を変えていくのが昨シーズンの
やり方でした。
昨シーズンはズラタンとロビーニョが夏の移籍期限ギリギリに入り、カッサーノは冬に加入。
キャンプで十分なトレーニングを行っていない選手がほとんどの中で昨シーズンは良くやっていた
と思います。今シーズンはじっくりとキャンプで練習を積んだ事でしょう。北京でのスーぺルコッパの
後半に流動的な前線の仕掛けがたくさん見れました。
FW陣には今シーズン期待できるでしょう。

現時点でこのポジションに関しては急いで補強する必要はないでしょう。
ズラタンの移籍金を今シーズンから3回に分けてバルサに支払わなくてはいけない事も踏まえると
ミランはここのポジションに予算を組んでないと思いますし、高齢なのはインザーギのみ。
インザーギタイプの選手は世界中でも稀なタイプです。モウリーニョもインザーギには最大の敬意を
はらっている所でもよくわかると思います。相手は本当に嫌なタイプでしょうし。

今シーズンはFWの補強はいらないと思います。
ただ、お買い得な選手が市場に出てきたらミランは迷わず買うでしょうが、即戦力ではなく育成枠
での選手だと思います。

次にMF。
ここは現在ミランのウィークポイントかもしれません。ミランを象徴するような選手がいないからです。
06-07シーズンのカカ、ピルロ、セードルフ、ガットゥーゾと比べるとやはり格は落ちます。ただし、
この面子が揃っていた事は奇跡にも近い事なので比べる方が間違っているかもしれませんが・・・

ミランは現在MFの構成をインテルディトーレ1枚を3ボランチの真ん中に置き、両脇にクルソーレ、
もしくわインクルソーレタイプの2枚を置いて、トレクアルティスタにはインクルソーレタイプ
を置く布陣です。
*インテルディトーレ=「阻止する人」、ボール奪取に優れたセンターハーフ。
*クルソーレ=「飛脚、使者」、ダイナミズムに優れた、走力のあるセンターハーフ。
*インクルソーレ=「襲撃者」、攻撃参加(ドリブルとシュート)に優れたセンターハーフ。
*トレクアルティスタ=「4分の3」、日本で言うトップ下の事。

ここで現戦力を振り分けてみたいと思います。
インテルディトーレ=ファンボメル、アンブロジーニ。
クルソーレ=ガットゥーゾ、フラミニ
インクルソーレ=ボアテング、セードルフ、エマニュエルソン、エル・シャーラウィ。
大雑把に振り分けるとこんな感じでしょうか。

ここのポジションの課題は若返り。
最近は資金力のあるチームが世界中に増えていて、選手の値段が高騰している中でここに偉大な
選手を連れてくる事はミランにはちょっと難しいですね。
現在の補強方針はブレイクする可能性のある選手をお手頃値段で補強して、その選手の成長に
期待するやり方です。この方針は間違っていないと思いますし、現在プリマヴェーラの充実に力を
入れている所を見ると顕著に解ります。お金はあってもやみくもに使いたくはないですからね。
しかもこのやり方が最近のミランでは成功例が多いのです。ボアテングがいい例ですね。

さて、補強ポイントですがまず間違いなく近い将来にインテルディトーレタイプの選手は必要です。
ファンボメルとアンブロジーニは二人とも3年後にはわからない選手ですからね。ただし、このタイプ
の選手はどこのチームも欲しがっている選手であり、安い金額で市場に出回る事はまず少ないです。
それにミランではインテルディトーレにも足元の技術を要求しますのでさらに少ないです。
このタイプはミランも長年市場を見て回っていますが本当に少ない。それに高いです。
なので今回のファンボメルのようにベテランでお茶を濁すやり方が今後も多いと思います。

クルソーレ、インクルソーレタイプの選手は逆に市場に多く出回っているのでここは補強して
いくことになるでしょう。今噂のある選手ではアクイラーニやモントリーボなんかが値段も安くて
ミラン向きの選手ですね。ただこれも今現在必要かと言われればどうなんでしょう。

アッレグリは左インサイドハーフにボアテングを置きたいと公言しています。
ここのポジションで彼は世界一の選手になれるとまで言っていますし。
そうなると空いてしまうポジションがトレクアルティスタ。
ここには得点力のあるインクルソーレタイプの選手が欲しいわけですから、アクイラーニやガンソ、
移籍してしまったパストーレや元ミランのカカなど数多くの噂が飛び交います。
アクイラーニなんかはもう移籍まで秒読み段階のようですね。彼はインサイドハーフもこなせるため
都合のいい選手かもしれません。
個人的にここのタイプで好きなのはバイエルンのミュラー。彼には半端ない得点感覚があります。

ただし!!!
私の意見としましてはここにはそんなにお金をかけなくてもいいと思ってます。
それはエルシャーラウィの成長が最大の補強になり得るからです。
セードルフやボアテング、(アクイラーニ)などを使いつつ、どんどんチャンスを与えて欲しいと思います。

それだけのポテンシャルを秘めているらしいですからね(笑)

アクイラーニの加入が近日中にも決まればそれでこのポジションの補強はおしまいでしょう。
確かに一人くらいは欲しいポジションですしね。でも補強しなくても全然大丈夫だとも思います。
急なケガ人やらが出ない限り枚数は足りてますし。まぁ心許ないですがリーグ戦は大丈夫でしょう。

CL優勝を目指すのであればクオリティの高いバックアッパーは絶対に必要です。
しかし、現在のミランに必要なのはバックアッパーよりも絶対的なレギュラー選手。これは移籍で
買うと高いのでエルシャーラウィなどの選手の成長に期待したいですね。カカの様なフオリクラッセ
がまた生まれることを期待しましょう。
*フオリクラッセ=「規格外(並外れて優秀)」な選手の事。

とりあえず今回はここまで。
次回はDFとGKについて考察してみたいと思います。



皆様お久しぶりです。
北京でのスーぺルコッパからミランの新シーズンは始まりました。
本年度も皆様よろしくお願いいたします。

さてさて、
8月31日深夜までの夏のメルカートですが新戦力補強に関して色々な噂が飛び交ってますね。

現戦力を見つめた時に本当に補強が必要なのでしょうか?
そして、その補強ポイントはどこなのか考えてみたいと思います。

アッレグリのやりたいカルチョは4-3-1-2で前線から積極的なプレスをかけて前目でボールを
奪ってからのコレクティブなカウンターだと思います。

攻撃時はズラタンを中心としてアタッカンテ2人+αがバイタルエリアに流動的に飛び込んでくる。
とりあえずズラタンにボールを当てることでリズムを作ろうとします。この際にズラタンはワンタッチ
でボールをはたきたがる傾向が多いので、近くで走れる選手やダイナミックな後方からの
飛び込みが出来る選手が好まれます。ボアテング、パト、セードルフなどが当てはまりますね。

守備時はまず最前線の二人がパスコースを限定させるようにチェイシングをしていき、それに対して
限定されたコースにボールを誘いこんでMFとDFが挟み込むようにボールを奪っていきます。
これが昨シーズンのミランの成功ポイントですね。ファンボメルという偉大なるフィルター役を
補強した事により、相手のカウンターの芽を摘む事がピッチの中央で出来るようになりました。
元々ミランには偉大なディフェンソーレが多かったので足りないピースが加わった形ですね。
右サイドバックのアバーテが守備面で成長した事も大きかったですね。

かなりざっくりと言うとこんな感じでしょうか。もちろん細かいところにアッレグリの約束事は多数
存在しますが、書ききれなくなるのでこの辺で(笑)

ここで本題。
まずは今季獲得した選手ですが、戦力になりそうなのが3人。
タイウォ、メクセス、エル・シャーラウィ。

タイウォは主に左サイドバックの選手で特徴としては早い足と強靭な肉体を活かしたダイナミックな
攻撃参加が良い。フリーキックも得意なようでロベカルやズラタンの様な破壊的なキック力です。
ウィークポイントは守備面で不安があります。それとクロス精度ですかね。
個人的にはタイウォには現ミランのサイド攻撃の弱さを何とかしてくれたらいいなと。キック力を
活かしてゴール前に切り込んでからのミドルシュートをバンバン打って欲しい所です。

メクセスはセンターバックの選手で特徴的には足は遅いが体が強く、ボディコンタクトに優れていて
対人プレーが上手い、その上インテリジェンスも備えている。ただキレやすくカードを良くもらう事が
多い。

エルシャーラウィはトレクアルティスタの選手。まだ若く、可能性にあふれた選手。
現在のイタリアの若手の中では一番の有望株。スピードあるドリブルとゴールセンスに優れて
いる・・・らしい(笑)
実際私も見た事ないのでまだまだ未知数です。。。

とまぁ現在のおさらいはこんな感じですかね。

ちょっと長くなりましたので今回はこの辺で。
次回からもっと深く考えてみたいとおもいます。